北海道遠征は本日最終日。午後の飛行機に乗って東京に帰る。ホテルの脇を流れている川で渓流釣りの真似事をして楽しむ。今年は小さすぎるという理由でカレイ釣りに参加できなかった姪2号にニジマスを釣らせるというミッションが発生。川は増水で難しかったがニジマス釣りは成功。
ヘイゼルグラウスマナーという宿がお気に入りで、毎年必ず一泊している。ドイツ貴族の別荘(マナーハウス)を模して作られたホテルは執事風のフロントや給仕係がいたりして楽しめる。休暇を楽しむ別荘なので乗馬や釣り、ハンティング、カヌーなどさまざまなアウトドアのガイドサービスが充実している。ホテルの脇には虹別川の支流が流れており、散策がてらちょっとだけ釣りを楽しめるように足場を開いてある。ここで毎年渓流釣りの真似事をする。
川は毎年、姿を変える。今年は雨の量が多かったために水量が多く、流れも速い感じだ。ガン玉の重さや針までの位置を工夫することでエサが自然にバイカモの縁を流れるようにすると、水草の下から小さな魚が勢いよくエサに飛びついてくるのが見える。オショロコマというイワナの仲間がほとんどだが、ときどきヤマメ(北海道ではヤマベ)や小ぶりだがニジマスが混ざったりする。魚影は濃いので簡単な釣りに思えるが、エサの流れ方が少しでも不自然だと魚が飛び出してこなくなるので微調整を繰り返して釣れるセッティングを探ることになる。
今年は流れが速いのでガン玉を重くするとうまくいかず。かといって軽くするとエサが底を離れてしまうようでうまくいかない。ガン玉の位置を針から遠ざけることでなんとか魚信を出せるようになった。という具合に渓流釣りを楽しんでいると、昨日のカレイ釣りに参加できなかった姪2号が妻に連れられやってくる。川のそばに小さな池があり、その中にホテルのガイドさんが釣ってきたのであろうニジマスが放されている。それを釣ってもらおうという算段。細めの渓流竿で30センチ級のニジマスを掛けると、結構な引きを楽しめる。水面にエサのイクラを落として、テンションをかけずに沈めていくとガツ~ンと竿をひったくっていく。
姪2号は30センチどころか40センチ近いニジマスを飽きずに何匹も釣り上げてご満悦の様子。あとから合流した子供2号としては釣りに興味がある従姉妹に自分は釣りが上手だってことをアピールしたくて仕方がない。竿を渡すとすぐに大きなニジマスを掛けてドヤ顔を決める。魚だって平気で触れるってことも見せたくて魚をつかんで写真に収まる。天気には恵まれなかったが、終わってみれば今年も楽しかった。釣りに行くより陸で食い道楽、呑み道楽した方が体力的には疲れたかもwww
著者: へた釣り