意気込まず(変なことをせずw)、割り当てが多い(船があまり込んでない)日に釣行すれば1匹くらいはと考えていた。寒波襲来で釣り客の出足が鈍る今日がまさにそんな条件を満たした日だと一番乗りでオニカサゴ乗合を予約する。市販の仕掛けと船宿餌で臨んだが…いつもの通りボウズ。
土日なのに羽田・かみやのオニカサゴ船が空いている日を待っていた。明日はオニカサゴの大会(順延になったけど)でオニカサゴの達人さんたちは日曜日に釣行するはず。さらにこの冬最大の寒波到来で関東でも夕方からは雪の予報。釣客が集まりにくい条件を満たしていた。前日の夕方時点でぎりぎり出船確定したという感じで、へた釣りの受付番号は5番。7人での出船となった。デカッw船長のアナウンスは「1時間40分走って沖に出ます」。移動時間が長いし寒いので珍しくキャビンに避難して寝っ転がる。
ポイントは洲の崎沖。凪の予報だと思っていたが海は悪い。ウネリが高くてときどき舳先が海中に突っ込んで船が激しく揺れる。水深は200メートルくらい。仕掛けを落としながら穂先を見ていると…船酔いしそうになる。本日の方針は、20秒に一度はタナを取り直す。針が底を擦ってないギリギリを狙うの2つ。釣り方が分かってないからボウズ続きなわけで、とにかく基本に忠実に釣ってみようとしたわけだ。仕掛けもよくある2本針のもの。餌もあまり欲張らずに10センチくらいにカットして付ける。サイズを問わず1匹ゲットを狙ったんだけど……。
すぐに魚信はあった。ガッガッと餌を一飲みした手応え。少し竿を送ってからアワセに行くと重量感抜群でいきなり1匹、それも良型をゲットしちゃったかもよぉ~♪な手応えだったが……針のチモトで切れた。オニカサゴだった? それともサメ? その後の展開から想像するにたぶんサメ。お次は仕掛けを落としている最中にサバをダブル。最初の魚信とよく似た手応えがあって上がってきたのはツノザメ。巻いている最中に「ずっと引いているのはサメ。引き方が下品なんですよ」とデカッw船長に教わる。その後……魚を掛けても掛けても下品な手ごたえにウンザリすることになる。
釣り開始が9時で1匹目のツノザメを釣り上げたのが9時半。わずか30分で3回も魚信があり、サバ2匹とサメ1匹を釣り上げたのだから、いつものオニカサゴ釣りよりも動きがあって面白い。船中3匹、オニカサゴが上がったというアナウンスもあり期待ももてる展開なのだが……へた釣りに関しては釣っても釣っても下品な引きのツノザメばかり。一度だけ「それは上品なのでオニカサゴですよ」と船長がタモ持って駆けつけてくれたが…清楚な振りしてビッチなツノザメでがっかり。仕掛けから夜光ビーズ類などを全部外し針と餌だけの状態にしたのに、サメラッシュを避けることはできなかった。
本日ゲットした赤い魚はユメカサゴが1匹だけ。巻き上げ中、引きは弱いのに重量感だけはあったので何が釣れたんだろうと楽しみだったがユメカサゴの下に付いていたのはイカの仕掛け(スッテ?)一式。イカはやらないのでいらない。その後も終了間際まで何度かいい魚信はあったものの全部、下品な引きばかり。ツノザメって食べられるらしいのだが……オニカサゴの代わりに持って帰る気にはなれず、クーラーの中にはユメカサゴが1匹だけ。貧果だけどオニカサゴは一昨年からいつもこんな調子なので、あまり悔しくなかったり。悔しくないからリベンジする気も湧いてこない。
著者: へた釣り