昨日は絶好調。ブログなんぞもいつもより相当鼻息荒く更新し、SNSでは「うま釣り」に改名すればなんておだてられてすっかりいい気になってた。で、本日…TKB44ミナミ予選が行われた。結果はいいとこなしの大惨敗。でも意気消沈してないよ。これが実力。昨日が出来過ぎだっただけ。
南六郷・ミナミからTKB44予選大会に参加した。かないようがない達人さんたちが勝ち抜けてない予選の序盤戦はパスしたいところだが、ミナミの予選スケジュールを確認すると、参加できるのは3回。そのうちの1回をパスしてしまうと予選突破が危ぶまれる。仕方なく9月から参加することに。受付で釣り座のクジを引くと17番。参加者は18人と聞いていたので、四隅に近い割といい席かもとニヤニヤしながら桟橋へ。船下の魚の取り合いをしたくない超人さんを発見する。アサリの剥き身汁で顔洗って出直せ3人衆の1人で2011年DKOチャンピオンのK泉名人である。せめて席が離れてますようにと祈ってはみたが、17番はK泉名人の真横。「勉強させていただきます」とにこやかに挨拶はしたものの、心の中では「あ~あ、終わったぁああああ」。
フィーリング船長からは「昨日はおめでとうございます」とお声を掛けていただく。覚えてくださっていたことに驚いた。大会以外の日にもたまに来るようにしないとダメだなぁ~っとちょっぴり反省する。ダイワスタッフとして乗船したこれまたDKOチャンピオンのH江名人から大会ルールの説明があり、続いてフィーリング船長のフィーリングトークで場が和んだら船は水門を出て多摩川を下り、竹岡沖へ。フグの猛攻を嫌って竹岡の南の方、水深25メートル前後のポイントで釣り開始となった。昨日上手くいった釣り方を踏襲してなんて甘いことを考えていたらちょっとも魚信がない。すぐ横でK泉名人が3匹釣ってリミットメイクしても1匹も釣れてないのだからどうしようもない。
1匹目を手にするのに40分近くかかってしまった。21センチだった。宙で魚信が出て少し誘い下げると針掛かりしたので、同じパターンでいけるかなと狙ってみたが、宙ではさっぱり魚信を出せない。順調に魚信を出せているK泉名人の竿の動きを確認すると宙でタタいて止めて待つ。カワハギの気配を察知したら細かくタタキ下げて食わせるって感じ…だったと思う。真似した。真似したつもりだけど真似できてなかった。ちっとも釣れない。名人と同じタナで同じ釣り方で勝負しようなんて土台無理なことだって気付いたときには、同じ日の同じ船での釣果とは思えないほどにバケツの中の景色が違ってしまっていた。
2匹目のカワハギを手にしたのはお昼を少し過ぎてから。まずまずサイズの24.4センチだった。これでTKB寸は45.4センチ。予選突破の目安は70センチくらいのことが多いのであと1匹25センチ級のまずまずサイズが釣れれば予選通過が見えてきた。時間はまだ2時間以上あるのでなんとかなるはず……なんとかなってくれぇ~~~と頑張ってはみたもののどんどん魚信が遠ざかっていき、船中、忘れたころに顔見たよってアナウンスがある低活性モードに。残り30分になると船長からも「このままだと早掛け賞が余ってしまうのが怖いので、沖上がりまでまだ時間はありますが最後の早掛け賞をやります」とここから先1匹釣るのも苦しいかもという予言が……。
このままではリミットメイクすらできないわけで、内心相当焦っている。25センチが1匹獲れれば予選突破可能なわけで諦める気はない。でも、どうすれば釣れるのか全く手掛かりがつかめていない。沖上がり予定の14時半まで残り10分。待望のカワハギらしい魚信が訪れる。慎重にカワハギを下向かせてアワセると……乗った!! 16.1センチの小型カワハギだった。早掛け賞の賞品として袋越しにも香りの良さが伝わってくるコーヒー豆を頂く。時間ギリギリになんとかリミットメイクできた。ただし、TKB寸70センチという目標には8.5センチ足りず。桟橋に戻っての結果発表。5人勝ち抜けで5位の寸法は65.4センチだった。
著者: へた釣り