カワハギ師匠にお誘い頂いて湾フグのデビュー戦に羽田・えさ政釣船店から。極小魚信でエサをかすめ取る難敵だとは分かっていたが序盤は大苦戦。師匠の真似をし、自分なりに試行錯誤し、攻略の糸口らしきものがぼんやりと見え始める。なんとか7匹釣れた。終了間際に白子ゲット♪
カワハギ師匠の朝は早い。Facebookを確認すると5時前にはえさ政釣船店に到着した旨を投稿している。一方のへた釣りの朝はトロい。トロい上に京急蒲田駅で羽田行きではなく、品川行きの電車に乗ってしまいタイムロス。さらに天空橋駅では出口を間違え橋を探してウロチョロ。なんだか朝から抜けまくっている。船宿に着いたのは6時40分ごろ。師匠を1時間半以上待たせてしまったわけだ。でも師匠のおかげで右舷艫から2番目の席で釣れることに。前日が竿頭24匹と好漁だったのでこの日の船上は激コミ。割り当て少なそう…というかないかもwww
出船前にカワハギ師匠から釣り方のレクチャーを受ける。「オモリが着底したら30センチくらい聞き上げて、そこから1秒に1センチのつもりでゆっくり落としていく。落としている最中に魚信があっても掛からないので、オモリを底にもう一度付けてからアワセにいく。この繰り返し」だという。説明通り竿を操作するのは難しくはない。難しくはないが同じようにやっているつもりでも結果は全く違うことに。大貫沖でカワハギ師匠は順調に釣り続ける。一方のへた釣りはというと何にも釣れない。魚信が全くない。でもエサは齧られている。う~~ん、と唸っているだけでどんどん時間は過ぎて行く。カワハギ師匠だけでなくFacebookでお友達の東京湾小物部のBibeさんも順調に釣れている。
達人2人の間で沈黙し続けたへた釣りに、1匹目が釣れたのは釣り初めてから1時間半以上経った10時半すぎ。魚信を察知できたわけではない。オモリが着底して3つ数えて聞きあげてみると、竿先にズシッと重みが乗る。そのままリールを巻き始めると生体反応ありで人生初の狙って釣ったフグをゲットする。ただし、残念なことにカットウ針にではなく、エサのアルゼンチン赤エビを付けている針に掛かっていた。それでもボウズは回避できたのでホッと一安心。心に余裕がようやく生まれ、師匠がバンバン釣っているその横でどうして全く釣れないのかを考え始める。
師匠の竿の動かし方を観察して似たような動きになるようにして動かしてみる。聞き幅は30センチではなくもう少し長そうなので修正。上方向への竿の動きは少し速めなのでこれも真似する。真似してみたが状況は改善しない。師匠が使っている仕掛けは3本針のチラシ針仕掛け。へた釣りのは1本針のノーマルカットウ仕掛け。チラシ針の方がフグが針に触れる確率が高いので魚信が多いと説明してもらったのを思い出す。エサの付け方を変えてみた。これまでエビをそのままの大きさで付けていたのを針の長さ+2センチくらいに小さく切って付けることにした。これが当たった。途端に察知できる魚信が増え、2匹目から6匹目までを1時間でゲットする。時速5匹ペースだ。
沖上がりの時間が近づき、上乗りさんがフグをさばくために回収にくる。6匹ともサイズ的には20センチ前後の小型なので白子の可能性はほぼゼロ。さばき終わった身を受けとったがやはり白子は入ってなかった。ボウズ覚悟だったのに6匹も釣らせてもらえたんだから白子まで欲張ると罰が当たるよねと半ば諦めていたら手元まで重みがズシン♪ この日唯一の30センチ超えが釣れた。追加でさばいてもらうと、白子がちゃんと入ってた。というわけで湾フグデビュー戦は7匹(白子1匹分)で満足。カワハギ師匠は16匹(白子2匹分)で竿頭だった。
著者: へた釣り