東京湾メバルの2015年開幕戦。曇ってくれ!と祈ったものの晴天。でも、終日凪の予報なのでなんとかなると考えていたが、どうにもならなかった。キープできたのはメバル8匹のみ。25センチ以上の煮付けサイズは1匹だけ。柔らかな日差しと穏やかな海に癒された…ってことにしておく。
予約した時点では曇り時々晴れだった予報が釣行が近付くほどに、晴れに変わっていく。前日確認した予報では日中はずっと晴れ。潮色が澄んでいるこの時期、晴れだと厳しいかな?という予感はあった。羽田・かみやから東京湾エビメバルの2015年開幕戦。釣り客は6人。左舷舳に詰めて席が取られているわけではなかったので、オマツリしないように胴の間に席を決める。7時半に出航。いつものように近場から攻めると思っていたのだが……。
近場のシーバースは全部船が入港中という状況であったらしく、淳ちゃん船長イチ推しのポイントには入れず。「もう少しで出航しそうなのになぁ」と未練を残し、シーバースの近くで一度減速して様子をうかがったものの、再加速して南本牧の国際埠頭周辺へと向かうことに。キリンのようなクレーンがいっぱいある岸壁に久しぶりに来た。メバルの型狙いの人にはあまり人気のないポイントだが、実はへた釣りはこのポイントが得意。根の窪みをていねいに探っていくと大物メバルが出現する。
気合を入れて第一投。15メートル過ぎからゆっくりブレーキをかけながら落としていくと、着底とほぼ同時に、竿先フルフル。少し竿を持ち上げて糸ふけを取って、竿位置をキープする。竿先はフルフルしっ放しだが、なかなか食い込まない。小さなカサゴかな?ともう少し竿を持ち上げてみると、いきなり竿をギュンと持っていかれるいい手ごたえ。巻き上げ始めると少しドラグが滑る。上がってきたのは25センチちょうどのメバルだった。幸先よすぎる。幸先よすぎたせいで、何かが狂い始める……。
ハンブルグからやってきた大型貨物船の後でしばらく釣り続ける。メバルがポツンポツンと釣れるのだがサイズは15センチ~20センチくらいまで。最初に良型を見てしまったため、リリースサイズの物差しが狂ってしまった。もっと大きいのが釣れるだろうと、ばんばんリリースしまくり。ほとんどバケツに魚が入らない。家に帰って計測してみると、18センチ以上しかキープしていなかった。釣った数の半分もキープしていない。それでも9時半の時点でまずます以上のメバルを5匹。順調だったのはここまで。
日が高くなっていくとパタリと魚信が止まってしまう。まだまだ釣れるだろうという読みは外れ、忘れたころに小型が釣れるというペースに。最初に狙っていたシーバース経由で再び南本牧。状況はよくならず海堡まで南下。海堡周辺も魚信が遠く、さらに南下したものの、釣れてくるのはリリースサイズばかり。とうとう中の瀬のブイの際まで攻めることに。キープできたのはメバル8匹だけでカサゴにいたっては0匹。15、6センチのはキープしとくべきだった。気前よくリリースしすぎたなぁとちょっぴり後悔。
著者: へた釣り