来季も頑張れるという手応えを掴みたいなんてことを考えてのオニカサゴおみくじ4籤目。結果は今季3度目の凶。どうにもならない。終盤に一度だけ、こりゃ中吉(40up)でしょ!!な魚信があったんだけど、なんだか変なカサゴ系の魚だった。これもオニだと言い張るのはみっともないので、凶!
前日からあまり釣果がパッとしないのは分かっていたが、今季のオニカサゴはこれが最後と決めているので、なんとかなるさと予約を入れる。今年に入ってからの釣行は、あまり天気に恵まれないことが多いが、この日は凪とは言わないまでも、釣りに行くのをためらうような波・風ではない。前日の時点で予約2名だったので、ゆったり釣行(当然、割り当てが多い)かなと喜んでいたが、桟橋に着いてみると、片舷4~5人。ゆったりではなくなったがオマツリを恐れないで済む釣り座の間隔。右舷の前から2番目に入れてもらう。
定刻通りに7時に桟橋を離れる。デカッw船長からのアナウンスは「ポイントまで1時間半ほど走ります」。いつものポイント、剣崎までなら1時間、プラス30分南下(勝山沖かな?)しての釣り開始。水深は200メートル前後のポイントを攻めていく。この日の邪道アイテムは、カツオのハラモ天日干し+御用液。紫外線に反応して光るビタミンB2効果でアピール度抜群…のはずだったのだが、魚信がない。15秒に一度底を取り直し、丁寧にタナ取りをし続けた。でも、何にも餌に触ってこない。
1時間ほど水深200メートルで錘120号の仕掛けを上下させ続ける筋トレに勤しむ。魚信がないのに飽きてきたので、本日の邪道第2弾。オキアミ餌を投入。針はチヌ針4号なので、何かは掛かってくれるだろというボウズのがれ作戦。10時少し前にようやく1匹目の針掛かりに成功。ほとんど抵抗らしい抵抗をせずに上がってきたのは定番ゲストのユメカサゴ。ここからまた1時間ほど筋トレ。2匹目の獲物もやっぱりユメカサゴ。11時の段階でバケツの中は小ぶりなユメカサゴが2匹だけ。
デカッw船長の鬼学園の進級には、45センチ以上のオニカサゴを釣って単位(シール)をもらわなくてはいけない。当然、この日もあわよくば45センチ以上を釣りたいと考えていたわけだが、残り3時間になると、何でもいいから持って帰れる魚が釣れてくれ!!と祈り始める。祈りはなかなか届かない。12時少し前に本日1匹目のオニカサゴ、ただし、サイズは21センチでリリース。1時少し前に本日2匹目の、これまた20センチでリリース。そのすぐ直後にもう1匹、22センチでリリース。今日もキープできるオニカサゴはなしかな? 45センチなんて贅沢言わない。ギリギリでいいから25センチ超えてくれぇ~。底を取り直して竿を持ち上げようとした瞬間に竿先がフルルと揺れる。
海底が少しずつかけ下がっていたので、竿を送って食い込むのを待つ。竿を下ろし切って、糸を出してもう少し送るべきかどうか、迷っていると竿先をガッガッと引きこむ針掛かりのシグナル。大きく竿を持ち上げて、乗った! 巻きあげ始めるといい引きこみをときどきみせる。デカッw船長がタモを持ってきてくれる。手応え的には40センチ以下ってことはないと信じていたのだが、海面に現れたのは2つの魚影。オキアミ餌の上針に赤いオニカサゴ、ハラモ餌の下針にシルエットはオニカサゴっぽいけど茶色い魚体。船長も「初めて見た」魚のようで写真を撮っていた。「フサカサゴではないか?」とのこと。上針のオニカサゴは24センチ…1センチ足りずでリリース。
家に帰って図鑑と照らし合わせてみた。背びれの模様に特徴があるので、すぐになんて魚か特定できると考えていたのだが、カサゴ目を分類するのに体色はあてにならないってことを忘れていた。棘の数を数えた感じでは、船長に言われた通り、フサカサゴの可能性が一番高さそうだ。東京湾でオニカサゴと呼ばれる、イズカサゴでもニセフサカサゴでもないようである。ということは、本日もオニカサゴのキープなしで、凶(≧0≦)
著者: へた釣り