有終の美を飾りたい。今季のオニカサゴ釣りはこんな調子で来季もチャレンジし続ける意味があるの?ってくらいズタボロ。3戦して30センチが1匹だけだもんなぁ~。釣りの楽しみは人それぞれなんだろうけど、やっぱり釣れなきゃ楽しくない。明日の釣行で来年も頑張れるって手応えが欲しい。
大自然の中で釣糸を垂れてのんびりしているだけで楽しいなんてことを言う人もいるけれど、へた釣りの釣りは、「どうして釣れない! 何が悪い!?」と自問自答を繰り返し、時に他の釣り人からすると噴飯もののあの手この手を繰り出し続ける。大自然派の人から見ればさもしいと映ることすらあるらしい。仮説(妄想ともいう)を立てて、検証(実釣)を繰り返す。うまくいかないことの方が多いけど、ダメならダメとブログで報告するとこまで含めて、釣りを楽しんでいる。
オニカサゴはどうもいけない。水深200メートルの海中で、餌をいかヒラヒラと目立たせるかがキモだということまでは理解している。これが使い慣れたオキアミなら、魚は動く餌ほどよく見えるってことを知っているので、こうやってみようかな?というアイデアもわいてくる。同じような吹き流し仕掛けで底近くを釣るアマダイなら工夫できることが、大きな身餌で釣るオニカサゴだと、さっぱり手詰まりになる。餌が偶然オニカサゴの前を通れば、釣れることもあるの先が全く見えない。
明日もさもしさ全開でやってみる。餌はカツオのハラモの天日干しをカワハギ用に買って余っている「御用液」に漬けてみる。御用液には紫外線で発光するリボフラビン(ビタミンB2)が入っているのでアピール度が上がるはず。これに水中ライトの「鬼火」、オレンジの針、大きな真珠豆。タナ取りは15秒に一度のペースでとにかくマメに。潮流で餌をたなびかせるというよりは竿を操作して自力で動かしていくイメージで。ほかにできることは思いつかない。
著者: へた釣り