風がどうした波がどうしたと考えに考えぬいた末、結局、一番行きたかった釣りに行ってきた。金沢八景・一之瀬丸のLTウィリー五目だ。風少々、波少々、寒さ少々。でも釣りをするのに問題なし。真冬なのになぜかトロピカルで南国気分?な釣りになった。初めて食べる魚が多く怖さ少々w
土曜日は出船停止になった船が多かったようだが、日曜日は出船しますと明言している船宿サイトが多かったので、波も風も大丈夫に違いないと、金沢八景・一之瀬丸のLTウィリー五目船を土曜日の夕方に予約。昨年の初夏に大ハマりしたイサキ以来のウィリー釣りなので釣り方覚えてるかなぁという不安半分、館山沖の水深100メートル前後のポイントを攻めるので大物への期待半分。
船は1時間と少し走り、ワラサで来たことのある久里浜沖を通り越してどんどん南下。曇り空でも伊豆大島がはっきり見えるポイントまで一気に南下して釣り開始。水深は100メートル。へた釣りにとっては伊豆の伊東沖以来の水深100メートル超えなわけで……なるべくゆっくり落としていたのだが、いきなりオマツリ!! PE2号以上を使っている人はビシ80号という船長の指示を聞き逃して、60号で釣っていたせいで、周りにご迷惑をかけることに…(すいません)。
船長から20号の錘を借りてビシの上に追加して釣り再開。ハリス分底を切って、50センチずつゆっくりしゃくっては2~3秒静止。イサキはこれでよかったはずだが、ほかの人は釣れているのに、なぜかへた釣りには魚信がない。どうも静止して魚信を待つ方にばかり気を取られていてリズミカルにしゃくり続けるというウィリー釣りの基本を忘れていたもよう。静止時間が長くなったり短くなったり。へた釣りのウィリーは魚から見て魅力的には見えなかったようだ。開始して1時間以上経ってからようやく1匹目。釣れてきたのはキダイ。お正月の尾頭付きの塩焼きになる小型のタイだ。
1匹目を釣ってようやくリズムを崩さずしゃくって誘い上げるってことを思い出し、ここから少しペースアップ。トンボと呼ばれるおそらくヒメと、トゴットメバルが釣れ始める。針数釣りなんてこともあって、誘えば食ってくるウィリー釣りを楽しんだのだが……船中にカイワリやアマダイが上がっているのに、へた釣りの竿に出る強めの引きはというと……尾びれがショッキングピンクのハナダイだったり、観賞魚にしか見えないヒシダイだったり。
誘い方が悪いのかもと考え、30センチ刻みに速めにしゃくってみたり、エビが跳ねるのをイメージして小さくするどくしゃくってみたり、いろいろ試してはみたのだが…釣れてくるのはアカイサキ、キツネダイで、クーラーの中はなんだかトロピカルで南国気分? あいかわずヒメの比率が高くて苦しんでいると、船長から「タナが低すぎる」という指示。ビシが着底したら思い切って5メートル底を切ってから誘うようにしたのだが、それでもヒメラッシュに苦しみまくる。体がウィリーしゃくりを少し思い出してきたかもと感じ始めたらちょうど沖上がりの時間。リベンジするしかないねw
著者: へた釣り