快晴で無風……最高の行楽日和になった5月2日。堤防でのんびり1日、お魚と戯れようと目論んでいたのだが、「凪だおれ」って言葉あったよなぁ~と思い出してしまうほど魚のやる気を感じない。コマセに反応してくれるのはコッパメジナだけ。クロダイ…どこに行ったんだぁ!
というわけで、朝から夕方まで堤防からコッパメジナ釣り。もちろん本命はクロダイ。藻際にコッパを引き付けて、少し沖の深くなったポイントでクロダイ狙いの予定だったのだが、待っても待ってもクロダイの気配なし。おかしいな、と思って藻際に仕掛けを流してみるとコッパメジナの反応もすごく薄い。いるにはいるんだろうがとにかくやる気がないようで、メジナですらポツポツという感じ。サイズも小さい。
■釣りに飽きた子供1号を見ているのが面白かったぞw低活性の釣りに完全に飽きてしまった子供1号。まずは干潮のタイミングに小エビすくいに精をだす。350mlのペットボトルにぎっしりと小エビを詰めて、「これ、餌になるよね?」って……酸欠でほとんど死んでるしw エビすくいに飽きたら、テトラに降りて穴釣り開始。
23センチのカサゴを釣ってご満悦。堤防に戻ってきたかと思えば、「釣ってあげようか?」とウキふかせの竿を奪って、コッパメジナを寄せていた藻際でコッパ釣り。「パパ、釣れないの? 下手なんじゃない?」。……いや、コッパなら釣れるんだけど……。
魚信が遠くて集中力が切れかけているところに子供1号にも馬鹿にされて、コッパメジナの数釣り大会に。どこでどう価値観が逆転したのかは謎なのだが、より小さいメジナを釣ったもの勝ちというよく分からない対決を繰り広げることになった。勝者は子供1号。全長5センチのマイクロメジナ。へた釣りは25センチを釣ったせいで負け。お魚と戯れるかわりに、子供1号と1日堤防で戯れることになってしまった。
著者: へた釣り