午後から風が弱まる予報だったので妻との半日アジ30匹チャレンジを予約。朝食後の散歩でこれはやっちまったかも、と…風が強い。予約したからには行かねばならない。桟橋で船長に挨拶すると午前は海ばしゃばしゃで釣りにならず。妻が船酔いしてマグロ化しないことを祈るばかり。
昨年10月以来だから13カ月ぶりの妻との釣行。金沢八景・一ノ瀬丸から午後アジで。半日船でアジを30匹釣ってもらうことを目標に釣行を重ねてきたがコロナ禍のせいで随分と間が空いてしまった。釣り方を覚えてる?という不安もあったが、それ以前に午後には弱まるはずだった風が止む気配がない。午後アジ船の担当だったウィリーしゃくりの先生船長によれば「午前はばしゃばしゃで釣りにならず、0~8匹と軽く撃沈した」とのこと。これは30匹チャレンジは厳しいというだけでなく、船酔い体質の妻が楽しく釣れるのかと不安になる。結果を先に書くと妻は思っていたより船酔いに強く、想定していたより釣り方をちゃんと覚えていた。目標クリアはならずとも十分に楽しめた模様。
風は6、7メートルという感じだったと思う。桟橋を離れた船がポイントに向けて北を向くと右舷は飛沫を被り始めた。予報通り東寄りの風に変わっている。あとはこれまた予報通りに風が弱まってくれることを祈るのみだ。「ねぎし一」と書かれたストラクチャーの近くで釣り開始。水深は40メートル近くと深め。アジを寄せようと手返しよくコマセを撒き続けたが魚信なしで次のポイントへ。水深15メートルでようやく本日最初の魚信がへた釣りにではなく妻にあった。いい竿のしなり具合で25センチ級のアジのダブル。30匹クリアに向けて好調な滑り出し。
タナは3~4メートルでと指示があったので1.5、2、2.5、3メートルでコマセを振って3.5メートルで待つという作戦。大潮で潮が速いのでコマセを撒き始めたらすばやくタナまで持ってくる。へた釣りの竿にも魚信があって妻に遅れること5分でようやく本日1匹目。直後に妻が1匹追加して3匹に。3匹対1匹……とうとう妻に釣り負けてしまうのかという滑り出し。妻の釣り方はタナで待つというよりコマセを少量ずつ振り出してコマセの薄い煙幕を広く作るという作戦に見える。これが上手くハマったようで順調に釣れる。このポイントでは妻6匹でへた釣り8匹。ほぼ互角。
頑張ってコマセを撒けばまだポツポツとアジを拾える雰囲気だったが15時前に再び「ねぎし一」の少し深めのポイントに戻ってくる。バリバリ食ってくるという感じではないがタナで待てばポツポツとアジが釣れる。サイズが25センチ以上30センチ以下と一番おいしいサイズなので魚信の間が空いても我慢できる。尺超えもときどき混じって忙しすぎず、退屈もせずな一番いいペースでの釣りとなる。アジもこのサイズなら引きが楽しいし、タナに合わせばすぐ魚信というほどちょろくはないのであれこれ考えながら釣れて面白い。16時の沖上がりまでこのポイントで頑張って、妻は13匹、へた釣りは21匹。妻の13匹は船中上位だったと思う。
一緒に午前船に乗ったときは焼肉ランチをする。今日は午後船なのでちょっといっぱい飲んで帰ることに。田町駅前の立呑処 やまとやで肉豆腐とおでん、せんまい刺し、馬刺しなどをいただき、チューハイを軽くではなく5杯ほど飲む。妻は飲みながら「午後船最高♪」と何度か言っていたし、来週も行けるかなとまで言い出したので飲み会まで込みで気に入ってもらえた様子。ゆっくり起きて電車釣行、寒くない午後船で釣りをして、釣り終わったら大人の祝勝(反省)会。悪くないどころか相当いい。
著者: へた釣り