令和初日に初釣り。前回上手く釣れなかった宇佐美・治久丸のカイワリ五目へ。頑張れば魚信を出せるというコマセシャクリ釣りの一番楽しいパターンにはまった。前半はウィリーに塩対応でオキアミで3匹。イサキ釣りを挟んで沖上がり間際はウィリーに好反応でトリプルを達成し4匹追加。
治久丸の午後船はカイワリで出船するときは夕まづめのチャンスタイムを狙いたいので12時集合。前回少し早く着きすぎて港で時間を持て余したので、電車を1本遅らせて11時30分に宇佐美駅着を目指した。駅から港までは徒歩15分。少し慌ただしいが集合時間には間に合う…はずだったが、世は10連休のゴールデンウィーク。熱海駅で電車の接続のために少し出発が遅れる。伊東線は単線なので踊り子号の通過待ちで更に遅れて宇佐美駅に着いたのは11時56分。アウトである。なんとか出船時間には間に合ったが、船が出港してから大慌てで準備する羽目に。雨の予報なのでレインコートを着なくてはならないので準備に時間がかかる。一投目に遅れることなくなんとか間に合ったが、時間は余裕を持たないとねと令和初日から少し反省。釣り座は左舷の舳。片舷3人ずつ6人での出船となる。
前日の強風でウネリが残っているかもと不安だったが釣りづらいと感じるほどの上下は感じず。これなら思う存分シャクれる海況。港を離れ初島方面に走った水深90メートルで釣り開始となる。船長からの指示は「底からハリス分切って12メートルくらいまでシャクって。置き竿なら8メートルで」だった。治久丸のカイワリ五目はシャクれる幅がいつでも10メートル近くあるのでシャクリ甲斐がある。緑針ウィリーでハリス2.5号の仕掛けを投入する。いつも通りスティ0の高速シャクリでスタートし、魚からのコンタクトがあるまでスティ0~3秒で変化をつけて探る。すぐに魚信があったが掛からず。続けてシャクっても魚信が続かないのでオキアミに食ってきたパターンだ。スティ1~2で魚信は出る感じ。
釣り初めて20分くらい経った13時少し過ぎにカイワリらしい穂先をギュンと持って行くパワフルな魚信。せっかくのカイワリの引きを電動で巻いてしまうのはもったいないので手巻きで90メートル。手巻きの方がバラシが少ないしなんといっても楽しい。ひし形に輝くきれいな魚体が水面下に現れる。船中1匹目ゲットでテンション上がりまくる。令和は出だし好調。その30分後には1匹目よりも強烈な引きでお刺身にして最高の25センチ超のカイワリが釣れる。その後少し間が空いたが辛抱強くシャクっているともう1匹。これまたお刺身最高サイズを追加。釣り開始1時間半でカイワリ3匹は好ペース。3匹ともウィリーにではなくオキアミに食ってきたのが少々気に入らないが贅沢は言わない。
14時くらいになるとカイワリの魚信が遠ざかったので「イサキ見に行きましょう」とのアナウンス。初島のすぐ近くに移動する。「仕掛けは4.5メートルから6メートル」でとのこと。「へた釣りさんは短い仕掛けでもいいですよ~」と言ってもらえたが、ちゃんと4.5メートル2本針の仕掛けも持ってきている。タナは28メートルで30メートルまでビシを落としてコマセを振り出してタナで待つ。「カイワリと違って動かさない」との指示なので言われた通りに待つ。魚信らない。おまけに雨足まで強くなってきた。タナは狂ってないはず。やることは待つだけ…焦れる。焦れるがそういう釣りなので仕方がない。16時まで2時間ほどイサキ釣りをやって釣果は20センチくらいのを1匹だけ。初島沖のイサキ……苦手だ。苦手すぎて嫌いになりそうだ。
夕まづめを狙って再びカイワリ狙いに転じる。体が動きたがっているので、嬉々としてシャクリ始めるが、何も起きない。イサキに行く前の方が活性がよかったかも?という手応え。キダイが1匹釣れただけで沖上がりの時間が近づいてくる。船長はこの反応ならという反応に当ててくれるのだが「これでも食ってきませんか」と愚痴がこぼれ出す。スイッチは突然入る。沖上がり直前に竿先をひったくるような魚信。巻き始めると重いし、ドラグが少し滑る。時々見せる引き込みはカイワリっぽいけど……重量感がありすぎる。良型サイズのカイワリのトリプルだった。3匹とも緑針のウィリー(白、ケイムラ、オレンジ)に食ってきた。ウィリーに反応してくれるなら数釣りが狙えるので慌てて仕掛けを再投入。と同時に「あと10分であがっていく」とのアナウンス。すぐに魚信がありウィリー(オレンジ)で1匹追加。もう1匹とコマセを追加せずに再投入したがタイムアップ。令和初戦はカイワリ7匹でドヤッ!!な釣行となった。
著者: へた釣り