初釣りで吉と出たのに欲張って大大吉を引き直そうという料簡がよくない。羽田・かみやからタチアマリレー。好調なタチウオとしゃちょう船長が絶好調で良型出現率の高いアマダイを狙う。指5本、45センチ超の大吉サイズが欲しかったのだが…サイズに恵まれず。大吉ならぬ小吉。
久里浜沖のタチウオが好調だし、三連休の中日ってこともあってタチアマリレーは前夜のうちに満員御礼予約締切となった。受付番号は17番。片舷9人で18人での出船。へた釣りの席は右舷の前から4番目。初釣りで座った席とほぼ同じ位置。桟橋からの乗り降りに人が通る場所だから、ここが最後まで空いていることが多いのだ。船は定刻通りに桟橋を離れる。1時間20分かけて久里浜沖に向かうとのアナウンスがある。
気持ちよいくらいのベタ凪の中、久里浜のタチウオ船団が見えてくる。ぎっしり密集隊形が組まれており、大きな群れがいそうな感じ。今日は大人しく船団の外周に合流して釣り開始となった。水深は150メートルで140~120メートルくらいを探ってと指示がある。馬鹿の一つ覚えで、まずは50センチ刻みステイ1秒で誘い上げてみる。潮が速くてラインが艫の方向に入り少し釣りにくい。魚信? タチウオが餌にちょっかいを出してきている違和感はあるのだが、針掛かりしない。餌に噛み跡は残っているのに……苦戦の予感。1匹目をゲットするのに40分もかかってしまう。
その後も魚信は出せるが針に掛けられないで苦しむ。誘い上げ続けて掛かることはないので、違和感を感じたら、巻き上げをやめてフワフワ誘ってみたり、超スローで巻いてみたりと試行錯誤したが、これなら掛かる!!という方法は見つからなかった。何かの間違いで針掛かりするって感じなので、掛けそこない、巻き上げ中のバラシ、海中でのPE切れ(10メートルくらい)が多発する。本日の久里浜沖タチウオは曲者感が半端ない。10時半までやって、タチウオは4匹だけ。指3.5本~4本だった。大吉(指5本)は夢と終わる。
タチウオポイントから20分ほど走ってアマダイにリレーする。このポイントは50センチ超のアマダイが釣れることを知っているので、大いに期待して仕掛けを投入し、小突いて誘って動かして止めてと頑張ってはみたのだが、魚信が遠い。アカボラが釣れたのでタナはあってる? お次はムシガレイ。サクラダイまで……アマダイらしい魚信は出せずに大吉ポイントを離れることに。15分ほど南下し型狙いから数狙いに作戦変更。こっちの方が魚影が濃いらしく、カナドとアマダイの一荷でスタート。ただし、このアマダイ…20センチしかないのでノーカウント。
その後も小突いて誘ってを我慢強く続けているとたま~に魚信がある。巻き上げてみると竿の曲がりも手元で感じる重量感も足りない。巻き上げ最中に片手で竿を持って写真が撮れちゃうようじゃなぁ~。2匹目のアマダイは25センチちょうど。終了15分前に今度は少しマシな魚信があって、本日唯一の30センチ超のアマダイ。渋い状況で半日で3匹釣ったからうまく釣れたような気もするが、大吉にはほど遠く、むしろ小吉な感じになってしまった。
著者: へた釣り