裏目、裏目でことごとく読みが外れてどうもならんかったという展開。船宿に着いてみると席札がな~いで、スーパー舳を覚悟した激混み。イサキの活性は最悪で「反応はあるのに…」と船長がボヤく。シャクれば止めた方が釣れて、待ってみるとシャクった人が釣れるで大撃ち~~んw
ついてない! まず、18人予約済みで混んでいた羽田・かみやのタチウオ船を嫌って、イサキ釣行にしたのに、金沢八景・一之瀬丸に着いてみるとイサキのボードに残っているはずの席札が1枚もない。満員御礼でスーパー舳しか空いてないと覚悟をして船へ。瀧本船長が予約済みの人の分は席を確保してくれていたようでスーパー舳で釣るのは回避できたが、片舷10人の右舷前から3番目。3メートルの吹き流し仕掛けを使う釣りなのでこれは相当きつい。どうでもいいことだが本日からへた釣りの足元は夏モード。
船は定刻に桟橋を離れて剣崎沖へ。船団は大きくバラけ気味で、メインの根辺りに近づいてみると先着していた船から伝わってくる倦怠感がすさまじい。水深17メートルから12メートルというタナの指示があって、釣り開始。いつものパターンで50センチ刻みスティ時間0~3秒でこの日の当たりパターンを探してみる。休まずシャクリ続けたが、魚がウィリーに触れてくる感触があったのは1回だけでネンブツダイだった。船長の「反応はあるのに食ってこないですね」というボヤキが早々に入る。
船長の見切りは早かった。釣り初めて1時間も経ってないのに「これダメなんで先にアジを狙ってみましょう」と移動を開始する。今季2戦目の剣崎沖イサキやっと始まったよ♪パターンで久里浜でアジを釣るんだと思っていたがさほど走らず剣崎沖でアジ狙いとなった。が、アジの群れもなかなか見つからず、ストップ&ゴーを繰り返し、やっと止まると小型のオキメバルやハチビキが釣れてくるだけで、アジもイサキも行方不明。シャクらずにタナで待った人がイサキを何匹か釣ったようだが……へた釣りのイサキ釣りにシャクらないという手法は断じてない。シャクリ続けた者が勝つ…はずなんだけど……。
なんとか1匹目のイサキを手にしたのは釣り初めて2時間近く経った10時過ぎ。これでようやくあるプレッシャーから解放される。7月中旬以降にボウズをくらうことはないと信じていたので書いちゃったのである…剣崎沖イサキでボウズを回避するためのこうじゃないかななんてメモ。ボウズ回避法を書いた当人がボウズをくらっちゃシャレにならない。このあとすぐにもう1匹追加するがあとが続かない。船長もよほど困っていたようで、「もう少し深いとこに行ってみますね」と南下する。水深60メートルくらいのポイントでサバ&アジラッシュ。魚信に飢えていたので魚の引きを味わえるのはうれしいのだが5本針で上からサバ、サバ、アジ、アジ、サバでは仕掛けがいくつあっても足りない。それ以前にサバ、サバ、アジ、アジ、サバを手巻きで60メートル巻き上げるのは一度やったらもう一回やりたいとは思わない。
剣崎沖にもどってきたのは13時ごろ。一瞬だけこれはイサキの活性上向いたかもと期待できた。20センチくらいのイサキがダブルで釣れる。すぐに仕掛けを再投入したが次の魚信はなかった。2匹しかいないイサキの群れってことはないと思うんだが……。魚信を出すのがすごく難しいし、魚信が出ても針掛かりさせるのがさらに難しい。仕掛けを止め気味の方が針掛かりはいい。でも、止めると今度は魚信が出せないというジレンマに悩み続ける。悩んでいたのは船長もだった気がする。苦渋の決断でイサキはあきらめ最後にもう一度アジ狙いに切り替える。今度は高活性の大アジの群れに行きあたり、沖上がりまでアジを入れ食い。イサキは船中0~6匹でほとんどの人がボウズか1匹って感じだった。船長いわく「今年で一番悪い!」。
著者: へた釣り