年末年始恒例の東伊豆釣り合宿。ウキふかせ釣りで食材をゲットして、メインのおかずは海の幸。米と野菜だけ買って半自給自足の生活を家族に強いるという……へた釣りだけは大喜びで家族からは年越しから正月くらいはもうちょっといい生活させろよ!と非難轟々の年中行事である。
年末は強風で海大荒れ気味の悪コンディション。道糸が風に取られて普通なら釣りになんか行かない日が続いたのであるが、釣りに行かなきゃご飯が食べられないので、風裏を探してなんとか竿を出し続ける。魚信? 波? 風? ウキの変化に神経を集中して、道糸を張って聞き合わせしまくって、魚をかけていくのであるが、コマセも仕掛けも風まかせ、波まかせなので、ポイントを作れずに偶発的に食い気のある魚の前に餌が入ったら釣れるというあかーん!な釣りを続けることに。
それでも、伊豆は魚が濃い。コッパ中心ではあるが、メジナの小気味よい引きを楽しめる。半日やっていれば50匹くらいは釣れちゃうのであるから、サイズを問わず、魚が釣れればそれだけでうれしいというへた釣りにしてみれば、十分に楽しめた。小さいのは10センチ以下でアベレージが15センチくらいかな? 手のひらサイズ(20センチ以上)をキープして足裏(25センチ以上)は1日1枚混じればいい方。メジナだらけの食卓に子供からは「黒いのもうヤダ!」という実に率直な感想をいただいた。
メジナばかりの食卓に飽きた子供1号、2号は自分で竿を出して、穴釣りでカサゴをゲットして、メジナ以外の食材を調達。煮付けや空揚げにして食卓に色を添えてくれたのであるが……「パパは黒いのが好きなんでしょ」と、イジワルなことを言われてトホホな年の暮れなのであったw
著者: へた釣り