夏場のカイワリは小魚を追っているのでオキアミ&ウィリーよりも土佐カブラの方が釣れるという仮説を検証するためのカイワリング第2戦。結果は…ノーカン? ほかの人が釣れないときでも釣れないとダメなので効果なしかな? カイワリは船中0だった。後半のカンパチで帳尻を合わす。
前回短時間で尺超えカイワリを2匹も仕留めたもんだからカブラ無双で、カイワリが釣れるのは当たり前、尺超え何匹混じるかな?なんてことを考えていたのだからお花畑すぎたなと船を降りた今では思う。験を担いで前回同様湘南新宿ラインで平塚へ。平塚で熱海行きの東海道線に乗り換えて宇佐美駅を目指す。車中で午前船は「初島は小鯖」とカイワリの気配なしだったことを確認するが、カブラなら釣れると本気で信じていた。駅前の総菜店で買ったお弁当で腹ごしらえをして、港入口の釣りの神様に手を合わせてから宇佐美・治久丸へ。
曇り予報のはずだったが港を出ると雨がポツポツと降り始める。レインコートを着るほどではないかなと思っていたら、少しずつ雨足は強くなっていき本降りに。初島のポイント到着前にレインコートを引っ張り出すことになった。水深95メートル前後で釣り開始。高速にシャクれるようにスリムビシを使用し、コマセはほとんど出ないように設定する。4本針のカブラ仕掛けを超高速でシャクってカイワリにカブラを追わせる…つもりだったがビシが着底し底を切ろうとすると既に竿先に違和感。オマツリしないように全力で巻き上げる。小サバ2匹でスタート。
その後も投入して少しシャクると小サバが釣れ盛る。船長はサバの反応が出るとポイント移動してくれるのだが、乗船7人でコマセの量が多かったのか、移動してもすぐにサバが寄ってきてしまいカイワリがいたとしても追い散らされてしまっている雰囲気。サバは高速シャクリでかわせるはずだが、ウィリーとは違いカブラではサバをなぜかかわし切れない。夢に出てきそうなくらい小サバを釣った。サバ以外にはいつの間にか釣れているお邪魔虫なカガミダイが1匹釣れただけ。船長も粘る価値なしと判断したようで1時間ほどだけカイワリをやって13時30分にはカンパチ狙いへ。
港近くの水深30メートルくらいまでの漁礁ポイントでカンパチを狙う。ハリス6号のカブラ4本針の仕掛けに付け替えて、仕掛けを投入すると今度もすぐに魚信があり、アジがカブラに付いた手応え。アジが付いたらゆっくり巻き上げてアジにカンパチを食らいつかせる。アジが付いてないうちは鋭く小さくシャクってカブラにカンパチが食ってくるのを狙うハイブリッド釣法。アジの活性は悪くなく、底付近ですぐに釣れるが、アジに何も食ってこない。カブラにイナダが食ってきただけでほぼアジ釣りで時間が経っていく。
だんだんカンパチが食ってくるかもという期待が薄れてきた。それまで全く気配がなかったのにいきなり食らいついてくるから心臓に悪い。高めのタナでアジがかかり少しだけタナを上げると、二度ほど穂先を持って行きかけて三度目で竿に強烈な重みが乗った。K林名人にタモ取りしてもらったのは、久々のカンパチ!! 1匹釣れて魚がいると分かると気合が入るがまたしばらくアジ釣りタイム。一度カブラを飛ばされる魚信があった。終了間際にアジを巻き上げていると最初のほどの迫力がなかったがカンパチが食ってきて2匹目ゲットで沖上がり。
著者: へた釣り