妻との中華街アジ釣りデートの下見に、横浜黒川本家の午前アジへ。初めての船宿が苦手なので、到着するまでドキドキしていたが、受付を済ませて船に乗ってしまえばなんとかなる。ボッチ釣行なのでアウェイ感は最後まで消えなかったが、美味しいサイズのベイブリアジ17匹でまずまず♪
いつも通り品川発の東海道線の始発で横浜駅へ。みなとみらい線に乗り継いで、元町・中華街駅を目指す。みなとみらい線には竿とクーラー持参の釣り人が数人乗っており、一安心。元町・中華街駅ではみなさんエレベーターに並んでいたが、エスカレーターで改札を目指すとその理由が分かった。かなり深い。出口から山下公園を目指し、ドン・キホーテを越えると船宿が密集している一角が見えてくる。出口さえ間違えなければ道を間違えようがない。横浜黒川本家の半日アジの料金は4400円。氷代が別途必要だし、アオイソメが必要ならこれも別料金だがそれでも安い。到着2番目で釣り座は選び放題だったので右舷の大艫に入る。設置してあるコマセを数えると片舷8人。オマツリを気にせずに釣れそう。
7時に船着き場を離れ、船長から置き竿でトイレに行かない、ビシを空中でぶらぶらさせないなどの基本的な注意事項の説明があり、ストラクチャーの前で釣り開始となる。指示ダナは底から3メートルだったので、1.5、2、2.5メートルでコマセを振って50センチ素早く巻き上げて待つ。コマセの煙幕の中に3本針を入れることを意識する。一度、コマセを入れ換えて再投入すると着底と同時にアジではない重量感抜群の魚信。生体反応はあるが全く巻き取れない。クロダイっぽくはないしなんだろう? いつまでも底さえ切れずにやり取りしていては横の人に迷惑だしビシロストのリスクがあるので、ドラグをほんの少し締めると……切れた。仕掛けを回収してみると真ん中の針がなくなっていた。サメだったということにしたいがサメっぽくはなかった。
その後しばらく好調にアジが釣れる。コマセを振って指示ダナで待っていると魚信がでるようになる。1投1匹ペースに。タナ3メートルでは、穂先をキュンとは持って行ってくれずリールを巻いて仕掛けを張ると引き込むので、タナを50センチ上げてみると魚信の出方がよくなった。一荷は発生せず単発ではあるがしばらく入れ食いタイムを楽しむ。釣れてくるのは全部20センチを超えで体高がある金アジ。このペースで釣れ続けてくれれば30匹は楽勝で50匹も夢ではない感じだったが、次第に魚信の間隔が空くようになってしまい、移動の合図が出る。移動中に魚をクーラーに移しながら数えると13匹。まだ8時40分。時間はたっぷり残っている。
2番目のポイントはストラクチャには寄らない沖のポイント。みんなでコマセを撒いて魚を船下に寄せるつもりで頑張って撒いたが、潮が速くて苦戦。撒いたコマセはどこかに流れていってしまっているのか船下にアジがつく気配は全くない。コマセを振ったときにたまたま近くにアジがいたら口を使ってくれるだけという感じで散発的な釣れ方になってしまう。大幅にペースダウンする。釣れれば美味しいサイズだというのが救いではあるが、潮の速さのせいで巻き上げ中のバラしや海面でのバラシが何度か発生する。このポイントで追加できたのは3匹だけと20匹すら怪しくなってきた。
2度目のポイント移動の合図。ベイブリッジのすぐ下のポイントへ。ベイブリアジなのでベイブリッジ至近のこのポイントで釣りたかったが、反応が消えてしまったのかすぐに移動の合図。午前船は11時30分帰港なので、残りちょうど1時間くらい。活性が高いいい群れに当たってほしいという願いは虚しくラスト1時間で追加できたのは1匹だけという体たらく。完全に尻すぼみで終ってしまった。竿頭は30匹を超えていたそうなので、全く釣れなくなった後半のポイントでも魚信を出す方法があったのだと思われる。新山下のポイントは北風でも南風でも風裏になりそうなので、風が少し強い日にサクッと半日で楽しむのによさそう。妻もこのポイントなら少々風が吹いても船酔いしない気がした。
著者: へた釣り