子供たちからのキス天食べ放題リクエストに応え、金沢八景・一之瀬丸からシロギス釣りに。アカクラゲも少なく、ピンギス混じりで昨年より状況はよい気がする。シロギス釣りが大の苦手のへた釣りは餌付け下手、キャスト下手、誘い下手で船の近くにいるはずのシロギスを上手く釣れない。
食べ放題といっても子供たちは成人し食べ盛り育ち盛りは過ぎたので、1人あたり6匹もいれば事実上の食べ放題。家族4人分で24匹なら十分に射程圏内と、いつも通り竿を出す前だけは威勢よく金沢八景へ。駅でシロギス超人のみのろう名人とばったり。荒川屋から午前キスに行くそうだ。「下げなので今日は午前がいいですよ」と教えてもらう。24匹が目標と告げると「最近の釣果だとなかなか厳しいですよ」。言われなくても昨年のシロギスの最多は24匹…腕と目標が釣り合ってないのは重々承知している。
竿は2本用意し、柔らかめの1本は胴突き仕掛けで船下を、もう1本は天秤仕掛けで軽くキャストして狙ってみる。餌はアオイソメ。頭を切り落として湿らせたタオルにくるんで少し弱らせておくと装餌しやすくなる。餌は針に対してまっすぐになるように付けるのだが、ぬるぬる滑ってもどかしい。胴突き仕掛けをまず投入し少し誘ってから置き竿にして、天秤仕掛けの準備をしていると、竿先がプルルと揺れる魚信。小ぶりだが一投目から本命ゲットと幸先よし。天秤仕掛けをキャストして手前に引っ張ってきながら探っているとまたも置き竿の胴突き仕掛けがプルル。置き竿の方がよく釣れるといういつものパターンで開始10分であっさり2匹目。
調子がよかったのは最初の10分だけで、このあとなぜかネズミゴチ(メゴチ)ばかりが釣れてくる。魚信の出方が違うのでシロギスではないことは分かるのだが、だからといってかわしようがない。マゴチの餌に釣ろうとしたときは全く釣れないのに…。投げ釣りだとサビキの速度を上げるとネズミゴチが掛かりにくなるので天秤仕掛けを気持ち速めに動かすことに。ポツポツとはシロギスが拾えるようにはなったが釣れるペースはたいぶ落ちてしまった。
釣れてくるのは15センチくらいのピンギスが多い。大きいシロギスはタラシの長いアオイソメに食ってくると聞いたことがあったのでタラシを5センチに。魚信は出ているのに掛からないということが増える。魚信があってもすぐにラインを張らずに少し送るくらいの気持ちで待って針掛かりさせようとしてみたが、うまくいかない。タラシを長くすると釣りが難しくなってしまう気がして型狙いはあきらめて普通のタラシに戻すことに。20センチ級は2、3匹だけであとは天ぷらサイズ。全部、天ぷらにする予定だからこれでいいのだ。
針を飲んだシロギスがひっくり返っているので途中で一度クーラーに移すと18匹いた。目標クリアまで残り6匹ならなんとかいけるかもという気がし始めたが、ここから調子が悪くなる。キャストすると天秤に仕掛けが絡んでしまったり、明らかに魚がいたはずなのに巻き上げたらいなくなっていたり。「残り10分」のアナウンスがある。24匹いったかな? いってないかな? 微妙なところ。結局最後の10分は魚信なしで終了。クーラーに魚を移しながら数えてみると23匹。1匹及ばず。最初の10分以外は盛り上がることなく間が空きながら淡々と釣った感じ。胴突きも天秤もそれなりに釣れたけど、どちらかがすごく釣れたわけではない。とっても釣行記が書きにくい釣行だった。
著者: へた釣り