東京湾の豪華刺し盛りを目指して金沢八景・一之瀬丸からマダイワラサ船に。八景沖でマダイを狙い、後半久里浜沖でワラサを狙った。八景沖ではいろんな魚が混ざってあわよくば五種以上盛りをと夢見ていたのだが上手くいかなかった。でも浅場のマダイの力強い引きを楽しめたよ。
※カメラを換えたところなぜか写真が撮れておらず。写真は動画から切り出したものしか……。
9月の八景沖マダイは25メートル以浅で食ってきて浅い分引きがパワフルで面白いと勧められ、数度チャレンジしたことがあるがクロダイは釣れたけど、マダイは釣れたことがなかった。今回もどうせ釣れないだろうと思っていた。マダイがダメでも八景沖なら何かしらのお刺身にできる魚が釣れるだろうと、大きな期待を抱かずに始発電車で金沢八景へ。船宿に着いてみると既に席札は残っていなかった。ある意味指定席となっているスーパーお立ち台で釣ることに。デッカいマダイやワラサが来たら取り込み大丈夫かな?と不安だったが、心配しなくてもそんな魚…釣れるわけがない。
船は10分ほどゆっくり走って八景沖のマダイポイントへ。指示ダナは上から12メートル。水深は19メートルで、指示ダナの4メートル下からコマセを振り出して、指示ダナで待つ。指示ダナより上で待って誘い下げるのはOKだが、指示ダナより下で待つのはNG。船長はイサキと同じ瀧本船長だが、イサキのときよりもタナが狂っている人への注意が厳しい気がする。じっとタナで待つのは苦手なので、2メートル上からラインを引き出して落とし込んで誘ってみる。3回ほどコマセを詰め替えたのち、ガシッガシッという感じの手応えがあり結構激しく引く。海面に姿を現したのはマダイ。32.5センチと食べて一番美味しいサイズ。八景沖での初マダイに船長からも「おめでとうございます」。
1匹釣れたからといってバンバン魚信ってくる魚ではなく、我慢の時間。マダイはダメでもアジやサバならという雰囲気でもなく、何も魚信ってこない。みょ~んとクッションを伸ばしていくような魚信があり、2匹目の獲物は尺超えアジ。立て続けに2匹釣れてアジで賑やかになるのかな?と期待したらそれ以降ぱったり。ビデオカメラのバッテリー交換のために置き竿にしていると、ロッドホルダーがミシッと変な音を立てる。竿先が海面に突き刺さっていた。慌てて竿に手を伸ばす。最初のマダイよりも引きが強く、ドラグが滑る。これが本日最大35センチのマダイ。このあと25センチの小型を追加して再び我慢の時間帯へ。何個所かポイントを移動したがいずれもパッとせず、南下するとのアナウンス。
船長からの指示は「仕掛けはそのままで。ワラサを狙うときは言います」だったので、久里浜でマダイを狙うと思っていたのだが、観音崎を越えたあたりで気が変わったようで「このままワラサを探しに行きます」とのアナウンス。クッションゴムと仕掛けをワラサ用に付け替える。久里浜沖にできていたワラサの小船団に合流するかと思ったが、ソナーに目ぼしい反応が見えないようでなかなか船は止まれない。少し南下したところでようやく釣り再開となる。タナは28メートル。コマセをバンバン撒いてワラサを寄せようと頑張る。指示ダナの下5メートルでコマセを撒いて100秒待つを2セットしたら仕掛けを回収する。誘い下げメインのマダイ釣りより運動量が多いので喜々としてコマセを振っていたがワラサだけでなく何も餌に触ってこない。
沖上がりの時間は2時半予定だったが、ソナーにワラサの反応が見え始めたらしくアディショナルタイムに。船長の読み通り船中何匹かワラサが上がった。へた釣りの竿にも一度魚が触れてきた感触はあったのだが針掛かりせず。すぐ左でもワラサが釣れたのに…よほど嫌われているようでこれで二連続で隣の人は釣れているのにグギギギな展開。本日もせっかく用意したフィッシュキャリーバッグの出番はなし。釣れる気がしなくなってきたのでワラサとは断交しようかなと考えている。本日の釣果はマダイとアジのみで刺し盛りはちょっぴり寂しい感じに。
著者: へた釣り