やれることをやったがそれでも力及ばず。3匹重量で争われた上州屋カワハギ大会で5グラムの差で表彰台とお土産を逃す。あと1枚をまぁまぁ満足サイズに入れ換える底力が足りなかった。竹岡沖は事前の情報通りにワッペン&フグラッシュ。良型からのコンタクトはあまり多くなかった。
年に一度の久里浜への釣行。品川から5時少し過ぎの横須賀線に乗って久里浜駅を目指す。金沢八景への釣行よりも30分、羽田への釣行に比べると1時間も朝が早い。電車の中でうとうと。6時20分に久里浜駅についてそこから徒歩15分の開国橋近くの集合場所を目指す。会場にはチーム・ミニオンズのメンバー3人が到着していた。2号艇第27やまてん丸の右舷に4人並ぶ。へた釣りの席は右舷艫から3番目。
船は剣崎沖へと思っていたら、最近好調の大貫沖~竹岡沖へと向かう。本日も型狙いに効果があると信じている愚策を最初から投入する。ハギポンアサリ、炸裂ピカイチくん、枝間を詰めた仕掛け。今日はオモリが30号だったため5号分の重さがあるタイラバヘッドをオモリの上に装着する。8時30分に釣り開始。底を2メートル切った位置から1メートル叩き下げ。残りの1メートルをゆっくり誘い下げながらカワハギからのコンタクトを待つ。モゾチリという感触は頻繁にあるし、コッというエサをついばんだ手応えもあるのだがちっとも針掛かりしない。おそらくコッパの猛襲を受けていたんだと思う。針を小さくすればと考えなくはないが、型狙いの大会でコッパに合わせて針のサイズを落とすのはおかしいので我慢。なかなかカワハギを手にできず時間だけが過ぎている。
誘い下げている最中にモゾモゾというコンタクトがあるのでドキドキはするが、掛け方が全く分からない。早くアワセすぎて魚信が途中で消えたり、逆に魚信を見すぎてエサを全部取られてしまったり。ようやく1匹目のカワハギを手にしたのは釣りを開始してから40分ほど経ってから。サイズは23センチくらい。満足サイズではないがまぁまぁ満足サイズ。これで掛け方が少し分かったようで、それなりのペースでカワハギが釣れるようになったがサイズはいずれも15センチ前後のものばかり。型狙いの大針、大餌でやってるのにどうも物足りない。
良型からのコンタクトはほとんどなく、時間はすぎていく。右舷ではすぐ横で釣っていたN山達人が24センチくらいのを3匹既にキープしていたので、取りあえずN山達人と競られるくらいまではなんとか頑張ろうとあの手この手を繰り出す。サバフグを嫌って封印していたアワビ貼りブレードを投入すると、サバフグに針を持って行かれることも増えたが、念願の2匹目のまぁまぁ満足サイズをゲットする。検量までドキドキするにはあと1匹良型が必要だ。12時少しすぎにもう1匹24センチ級をゲットしてN山達人と競れるとこまではなんとか到達。あとは25センチ以上の物と入れ換えられればという展開だったが…ここで残念なことが……。コッパとサバフグにやられ過ぎてハギポンアサリが売り切れ。船宿でもらった冷凍アサリで釣ることに。とたんに魚信が遠のくのだからハギポン効いてるんだなぁと実感。結局1枚も入れ替えられずに14時少し前に沖上がり。
検量直前まで水から出さず生かしたまま検量へ。結果は826グラム。N山達人に9グラム差で競り勝った。右舷はほかに良型3枚持っている人はいなかったので、表彰台に辿りついた?と喜んだが、左舷の大艫の人が831グラム。5グラム差で船中2位に。6隻出船の横取り方式なので船中1位なら6位以内確定だが、船中2位では何ももらえない。入賞を逃したのは残念ではあるが、カワハギの開幕戦で小型多めとはいえ14匹も釣れたので満足。今季はワッペンカワハギからの猛攻をかわして良型からの魚信を待てるかがテーマになりそう。あとはエサの消費が昨年までに比べて激しいのでアサリは余裕を持って剥いておかないとダメかも。
著者: へた釣り