調子に乗ってるときはそれなりに釣るが、一度歯車が狂うと全く釣れなくなる。目下狂ってるのが底付近を拭き流し仕掛けで釣る釣り。マゴチとアマダイがどうにも上手くいかない。マゴチにいたっては今日釣らなければ今季0匹で終了。なんとしても1匹だけはという夢はかなえたものの…。
カワハギシーズンに突入するので、同じデカッw船長が担当する羽田・かみやのマゴチは今週末で終了。春に2戦して連続ボウズどころか、2戦連続魚信すら一度もなしという完全試合をくらい、ま~~~~ったく釣れる気がしない魚になっている。このまま今季0匹で終わると来季はマゴチや~めたとなりかねない。1シーズン1匹も釣れずオニカサゴを止めたのと同じパターン。なんとしても1匹という非常に低いハードルを設定して臨んだ釣行だった。台風18号の影響で少し風が吹きはじめ、終日雨予報だったので、釣り客は少なめ。
風は北東~東風で午前は上げ潮なので、潮先は左舷。北東風になれば舳寄りがいくらか有利になるという潮先予想。左舷の2番目か、右舷の舳が空いていたが、四隅で釣れることなんて滅多にないので右舷の舳に釣り座を決める。左舷の舳にはY本名人(カワハギ悪人面ランキング3位)。潮先で2本竿で釣られると左舷まで回ってくるおこぼれが少なそうなので、舳より少し下がって、Y本名人と釣るラインが重ならないようにする。潮止まりの時間を利用してイトヒキハゼ、メゴチを狙った餌釣りからスタート。波の上下があり、底にオモリをおいてテンションを抜いた状態にするため魚信は取れない。30秒くらい数えて巻き上げてみると小さな魚がいつの間にか付いているという釣り。針を飲まれたりしてエサとして使えそうなのは数えるほどだけ。でも、朝早くから来てハゼを釣っていた人からおすそわけをもらったので、エサは十分ある。
マゴチ釣りの開始は9時15分ごろ。20秒に一度のペースで誘いを兼ねてタナを取り直すという釣り。15分ほど経ったころ、いきなりガツ~~~ンと穂先を引き込む魚信が訪れる。竿を立ててアワセにいくと竿がひん曲がり、ドラグが出て行く。これまでに釣ったことのある最大サイズ、60センチのマゴチを遥かに超える重量感と暴力的なまでの引き込みに、嬉々としてリールを巻き始めるが、さすがに途中で気が付いた。これ、マゴチじゃな~~~~い。もしマゴチだったとしたら1メートル超えの化け物サイズ。そんなサイズのマゴチは地球上に存在しない。何度もドラグを引き出される。埒が明かないのでドラグを締めて巻こうとするとハリス切れで終了。おそらくサメ。このころから雨が強くなりはじめ、釣れる気もしないのでブラックへた釣りに……。
明らかにマゴチからと思われる魚信は何度かあったが食ってきているサイズが小さいようでヒレだけゴリゴリとすり潰されている。使うハゼのサイズを小さめの物にするとようやく穂先をグッグッと引き込むマゴチらしい魚信に。サイズは大きくない。大きくない分引き込みが小さいまま続くのでアワセ時が難しい。さすがにそろそろ、でももうちょっとと悩みに悩んで悩み飽きたらどりゃああああああと合わせる。竿が曲がる。デカくないのはリールを巻きだすとすぐに分かる。デカくはないがかみや的には「デカッw」サイズのマゴチ。2017年1匹目のマゴチを手にする。「目標達成!!!」と喜んでいるとデカッw船長から「ノルマ5本」と言い渡される。
ノルマを課されたところで急に釣りの腕が上がるわけもなく、13時少し前にもう1匹デカッwサイズを追加して2匹で終了。苦手意識を払拭とまではいかないが、それでも釣れる気のしない魚から釣れるときは釣れる魚という認識にはなった。これで来季も頑張れる。2匹とはいえコリコリのマゴチのお造りを食べられると喜んでいたら、沖上がり後にデカッw船長がマゴチを3匹くれる。これで5匹。アナゴだけじゃなく、マゴチでもストック5のお世話になってしまった。桟橋で神経締めをしてから用を足すと送迎バスに乗り遅れる。穴守稲荷駅まで歩いて帰ることに。クーラー軽くて助かったwww
著者: へた釣り