2016年は大会のときだけなぜか絶好調だったが、実力に裏付けられてないことがいつまでも続くはずがない。羽田・かみやのアマダイ釣りプチ大会に参加した。結果は2匹で最大サイズ36.4センチと全くいいところなし。優勝は51センチを釣った異次元O塚名人。上手い人にはかなわない。
いけそうという予感は全くなかった。今季のアマダイは良型に恵まれず、釣っても釣ってもポニョばかりという展開。大会のときだけ何かの間違いが起きてくれないものかと、やる前から既に神頼みモード。せめて席だけでもと望んで引いたクジは顔だけ怖いw船長船の左舷の胴の間、前から5番目、後ろから4番目。アマダイの場合、釣り方がハマれば席は関係ないのだが、今季は一度としてハマってないわけで……。船は定刻に桟橋を離れて、1時間半ほど走って富浦沖に到着する。
9時少し前に釣り開始。水深は100メートルくらい。富浦沖は熟アマダイの実績ポイントなので、早く40upを1匹釣ってダメかもって予感を払拭しときたいところ。少し準備に出遅れ、仕掛けを投入してそろそろ底にオモリが着くはずとブレーキをかけていたら、背後から顔だけ怖いw船長の「いきなり50超えたよ」という声が聞こえる。へっ?である。こっちが釣りを開始する前にへた釣りの人生最大サイズを5センチ以上超えるアマダイが釣れたってこと? 釣ったのは異次元O塚名人。でっぷり肥った超熟アマダイだった。これが本日の優勝魚。
小突いてオモリを50センチくらいフワリと持ち上げてから30センチ刻みで鋭くシャクるという釣り方で底から2~2.5メートルを探る。魚信は結構あるのだがトラギスとキダイばかりで、竿を立てて針掛かりさせにいってもグンッと穂先を持って行くような魚信は訪れない。釣り始めて1時間と少し経ってからようやくアマダイが釣れるが20センチに満たないポニョ。ポニョでもアマダイが釣れるってことはタナの探り方は合っていると信じて釣り続けるしかない。30分後に少し…ほんの少しだけましな魚信があって松笠揚げサイズが釣れる。大会ルールで25センチ以上あるか計測してもらうと27.7センチだった。ボウズだけは免れる。ちょっといい手応えがあってもムシガレイだったり、良型ヒメのダブルだったりで熟アマダイには相手にされずに時間が経過していく。
どうもこの日は小突くとダメな日のようで、小突かずにオモリを底から50センチ切ってシャクるようにすると。ようやく竿先がグッと沈むような前魚信がある。少し竿を送り気味にして、一呼吸置いてから竿を持ち上げると、それなりに重量感のある魚信に変わる。これがへた釣りにとって本日最大サイズの36.4センチ。何が悲しいってこの魚を釣り上げたのとほぼ同時に左舷の舳で本日船中2匹目となる50センチのアマダイが釣れた。海面に現れた姿の迫力の差に…「こんなサイズじゃうれしくねぇ~」とついつい本音が漏れてしまう。
船は少しずつ南下し水深100メートル前後のポイントを攻めてくれたがパッとせず。ポニョを釣ったり、ベラを釣ったり、刺し網を釣ったりしながら沖上がりの時間に。本日の釣果は、アマダイ×2(36.4センチ、27.7センチ)、ポニョ×2、ムシガレイ×1にて終了。数部門のトップは4匹だったので、なんとか半分という感じ。型部門は3位で48.5センチ……着外の4位も46.5センチとへた釣りの人生最大魚より大きい。帰港後の抽選会で船橋屋のくず餅をもらう。糖質オフ中なので、食べられないwww
著者: へた釣り