呪われている? 先週に続いて今週もすぐ横の人が32センチのメガハギを釣り上げる。かみやのカワハギ大会は1匹全長勝負なので当然、優勝した。これでかみやの大会は9月から3連続でへた釣りの横の人が優勝。横の人が優勝できてるってことはチャンスはあるはず……何が悪い!?
朝、家を出ると土砂降りの雨。雨なのは覚悟していたが、思ったより激しい。最寄りの駅まで15分。あべなぎさ号を引っ張って雨の中歩く。電車に乗ってやっと人心地つく。送迎がある蒲田駅に着いたころには雨は小降りになっていた。桟橋にて釣り座の抽選。船はいつもの通り淳ちゃん船長船を選んだ。引き当てたのは、お約束の左舷の胴のど真ん中。船中四隅に近い席に達人さん級がいるので、数は完全に捨てて型狙いに徹することに。
船は1時間ほど走って竹岡沖に到着する。型狙いなので航路内がポイントと思い込んでいたが、船長から水深19メートルというアナウンスがある。9時ちょうどに仕掛けを投入。底を大きく切ってタタキ下げ、底から1メートルでタタクのを止めてじっくり誘い下げながらカワハギからのコンタクトを待つ。すぐに幹糸に魚が擦れる感触。ゆっくり誘い下げてオモリを着底させてからアワセると……取りあえず本日1匹目のカワハギ。釣り開始から3分。サイズは12センチなのでリリース。
宙で魚信があると分かれば気が楽になる。お次はオモリが着底し、底を切ろうと巻き上げようとすると竿先に違和感。根掛かりではないっぽいけど何だろう? と少し送ってからゆっくり聞き上げてみると、ただただ重いだけ。緩めに設定してあったドラグが滑りまくるので、締め直して船長にタモ取りしてもらえたのがマダコ。船長いわく「500~600グラムくらい」とのこと。ミカンを入れるような赤い網をもらってバケツの中へ。
10時ころに淳ちゃん船長が、今年の竹岡沖で一番高活性かもなポイントを引き当てた。宙で魚信がきっちり出るし、誘い下げていくといい確率に針掛かりする。サイズもよい。まずは27センチを1枚。お次はダブルで26センチを追加。さらに27センチをもう1匹追加してこのポイントだけでTKB寸80センチを達成した。これは型勝負でいいとこいくかもと喜んでいたら右隣の人の竿の曲がり方が尋常じゃない。海面に姿を現したのは32.2センチのドデカハギ。2週連続ですぐ横で32センチ超えを釣られると、腐るなと言われても無理である。すっかり戦意喪失。
最後まで頑張ってはみたが、32.2センチを超えなければ何かが起きたことにはなんないわけで、お昼以降は何も起きずに終了~~~~って感じ。優勝は横の人で賞品はリアランサーカワハギH170だった。その竿持ってるからいらないもんねぇ~と書いたところで負け惜しみにもならない。数部門の優勝は異次元A居名人。優勝してブーイングされるなんて、みんなからすごく愛されてるんだなぁ~っと。
著者: へた釣り