第8回かみやカワハギ大会に参加してきた。4隻に分かれて総勢79名でカワハギ1匹の全長を争う。各船上位3名まで表彰してもらえるのだが……釣りに関してはとことん持ってない男、へた釣りに劇的な展開は訪れず鳴かず飛ばずで終了。数部門は79人でトップだけ表彰なので無理w
6時30分過ぎに桟橋に到着。みなさんアサリの殻剥きに勤しんでいるが、へた釣りは大粒アサリを剥いてあるしイワイソメも持ち込んでいるので、本日はアサリ剥きはせずにのんびりモード。桟橋で釣り座を抽選すると、51番。メバル釣りで何度もよい目を見させてくれている淳ちゃん船長の船の右舷艫から2番目。悪くないどころか席には恵まれた。51という番号もいい。全盛時のイチローの背番号といっしょ。待ってる男の番号なのでなんだかうれしい。大会の商品は……ステファーノ!! 優勝したら、ステファーノを抱えて「人と違うことをやるというのが、ぼくの基本ですから」って言ってやるw
かみやの4隻の船は連なるように竹岡沖へ。航路富士山の姿が見えて、そろそろ空気が澄んできて、晩秋から初冬へと季節が移り変わっていることを知る。柏手の一つも打ちたくなるが、さすがに恥ずかしいので心の中で手を合わせて「釣らせてください」とお祈りしてみる。作戦通りに下から大粒アサリ、中粒アサリ、イワイソメを装餌して釣り開始。着底と同時に大きく聞き上げて、誘い下げ、叩き下げからゼロテンションでクワセの間を作る宙釣りで勝負。
ん…? んんっ……!? 魚信がさっぱりない。ゼロテンションになると同時にベラかトラギスと思われる竿先プルルな魚信は出るのだが、大餌大針で型狙いに徹しているせいか、ほとんど針掛かりしないまま時間が過ぎていく。海は少しウネリ気味で、ようやくカワハギらしき金属的なカッカッという魚信があっても針掛かりには至らず大苦戦。厳しい幕開け。1匹目のカワハギをようやく手にしたのは開始して1時間くらい経ってからでサイズは15センチくらい。
船中ほとんど釣れていない。ツ抜けペースに乗っている人がほとんどいない状態。宙で勝負するという方針は変えたくないので、誘い下げ後にゼロテンションから10センチくらい竿を送ってちょいタルマセ状態にして魚信を出して、ポツリポツリと拾っていく釣りに。数も伸びないし、型も出ないままに少々どころか大いに焦り始める。釣れてる人がいたら真似したり違うことする戦法も釣れている人が右舷には見当たらないのでどうしようもない。正午の時点で、7匹、最大は22センチ。ステファーノが遠ざかっていくw
午後になってもあまり状況は好転せずに2枚追加しただけで、沖上がりの時間に。ようやく宙で拾った1枚が本日の最大サイズで計測してもらうと22.5センチ。ステファーノをもらうためには29.2センチ必要だったので……6.7センチも足りなかった。でもまぁ、参加79人中ツ抜けしたのは12人だけだったので、へた釣りにしては頑張った方だと思う。数は船中4位、型は船中6位だった。大会を終えての感想は「苦しいことの先に、新しいなにかが見つかると信じています」w
著者: へた釣り