早く剥く方法はほかの人に聞いてもらうとして、カワハギ釣りで殻付きアサリを剥くにあたって、餌として使える状態で身を取りだすための基本事項を整理しておく。よく反る小さめの刃のアサリ剥きを持っていればなんとかなる。先天的に不器用なへた釣りでもなんとかなってるんだからw
初めてのアサリ剥きは、H賀さん、かみや常連のベテランさん、土田キャプテンまで巻き込んで、アサリの殻から剥き身を取りだすだけのことなのに、大騒ぎ&ご迷惑をかけることに。YouTubeなどでアサリの殻剥きの動画はチェックしていたが、実際にやってみると押さえておくべきポイントがいくつかあることに気付く(教えてもらう)。殻剥きの道具はサクラの「アサリむき」がオススメだ。刃が小さくてよく反るので、初めてアサリの殻を剥くって人でも剥きやすい。
アサリの殻の隙間中央に刃先を入れる。片側の貝殻の内側に刃をしならせて押し付けるようにするのが大事。アサリは静かに放っておくと少し口を開けるので刃先を入れやすくなる。
刃先をしならせた状態をキープしながら殻のつなぎ目に向けて刃を滑らせる。貝柱が切れると貝の口が半分開く。
アサリ剥きの刃の方向を変えて、今度は逆の方向に刃を滑らせる。このときも貝殻に沿って刃をしならせておく。貝柱が切れると自然に貝がパカッと開くはず。無理にこじ開けるのではなく、勝手に開くときれいに剥ける。
開いたときに貝の片側(刃を押し付けたのと逆側)にアサリの身のすべてのパーツがきれいに残っていれば上手に剥けた証拠。失敗すると身の一部が刃を押し付けた側に残ってしまう。
貝の口が開いた状態で、残った貝殻に刃を押し付けて反らせながら刃を滑らせ残る2つの貝柱を切ればアサリ剥き成功。ここでも無理に身を剥がそうとはせずに、貝柱を完全に切って身が自然に取れるように作業する。
うまくいけばアサリ剥きの刃の上にアサリの身を乗せて取りだせる。キモはもちろんのこと、水管やベロなど装餌に必要なパーツが全部そろっているのが理想だが、最悪、キモさえつぶれずに残っていれば十分に餌として使える。
著者: へた釣り