日の出前に布団から抜け出し堤防でアジング&ロックゲーム…雨振ってるし、魚信はないし、粘ってみたものの、雷まで鳴り出したので撤収! 本日は家族サービスディのため、早めに朝食を済ませて鳴門海峡近くに遊びに行く。魚は釣れなかったけど、いっぱい見られたので楽しかった。
じゃのひれドルフィンファームというところで、子供たちがイルカといっしょに泳ぐというアトラクションに参加。水着に着替えて、ウェットスーツを着込んで、20分ほどイルカのお勉強をしたら、イルカが2頭放たれたイケスでシュノーケリング。尾びれにつかまって泳げるし、サービス精神旺盛なイルカたちは人間が触りやすいようにわざわざ近づいてきてくれたり、人の間を縫ってジャンプを披露してくれる。尾びれにつかまって泳ぐところまではインストラクターさんたちが面倒をみてくれるが、フリータイムになると子供たちは大はしゃぎ。子供2号なんて「あんまり速く泳いで近づくとイルカが逃げちゃいますよ~」と注意されていた。気持ちは分かる。へた釣りだって参加したかったもんなぁ~。
イルカとの触れ合いで癒されたら、お次は海上釣堀にて、超お手軽マダイ釣り。25センチ~35センチくらいのマダイが多数放流されているイケスに練り餌を付けた仕掛けを垂らすとすぐにグンッと竿先が引き込まれる。料金内で釣っていい魚の数は決まっているため(大人3匹、子供2匹)、テーマはいかに魚をすぐに針掛かりさせないかになってたりしてw 運悪く針掛かりしてしまったらなるべくゆっくりやり取りして引きを楽しみつつ、できればバレてくれないかなぁという、釣りとはいえない釣りを楽しむ。釣り上げたってどうせ養殖マダイだろとたかをくくっていたのだが、取り込んでみるとちゃんと鼻の穴が2つある天然モノ。1匹1000円だと考えるとちゃんと元は取らせてくれてるような。2匹はバーベキューで焼いて食べ、残りは宅急便で東京に送ってお持ち帰り!
バーベキューを食べて一休みしたらお次は海水浴。子供の体力って無尽蔵? この時点で大人はかなりヘバリ気味。へた釣りは子供たちが泳いでいる近くで魚を探してのんびりしようとした。探す必要もなく、海面を覗き込むとボラの大群。酸欠なのか餌が欲しいのか、海面から口を出してパクパクしている、公園の池のコイ状態。ボラの餌100円な自販機がないかと探した。もちろんそんな物はないが、1000円分くらい餌を買って撒いてみたいという欲求に駆られる。ボラが群れているシーンは何度か見たことがあるが、人間に餌を乞う餌付け済みのボラを見たのは初めてだった。恐るべし、淡路島。
海水浴のあとは鳴門のうずしおを見物に行く。大型の観光船よりも、小型の船でうずしおのすぐ近くまで突っ込んで行きたかったので、ヘリオスというちょうど小型の遊漁船サイズの船に乗ることに。船が係留してある岸壁を覗き込むと、30センチはありそうなウマヅラハギが海面のすぐ近くを悠々と泳いでいる。竿を持ってくればよかったと後悔しているとウマヅラのすぐ下を黒い影がスゥーと横切る。クロダイ! 50センチ近い。1匹ではなく2匹いた。慌てて子供たちを呼びに行ってクロダイ、クロダイと騒いでいると、ヘリオスの船長さんがやってきて「クロダイ? いつでもいるよ」。クロダイ程度の魚、騒ぐほどのもんじゃないという口調が本日二度目の淡路島恐るべし体験。今度、淡路島に行くことがあったら、鳴門大橋の近くに宿をとって釣り三昧してやろうと心に誓う。
ヘリオスによるうずしお観潮は予想していた以上に楽しかったし、迫力満点だった。潮周り的には干満の差がそれほど大きくはなかったが、太平洋の激しい潮と瀬戸内の緩い潮がぶつかり海面がボワボワ、ザワザワしている海域を縫うように船は進む。すぐ目の前でうずしおがいくつも発生し、時折船が海面をたたくように揺れる。鳴門大橋の直下の海は今まで見たことがない海の表情を楽しませてくれた。激流(時速20キロくらいらしい)の中でもまれた魚……釣ってみたい! 猛烈に釣ってみたい! 釣りのポイントは穏やかな瀬戸内側のようで、マダイ、アジなどが釣れるらしい。
著者: へた釣り