Seabass Clubの「お陰様で10周年釣り大会」に参加した。船橋港・内木丸のシーバスジギング船だ。初めてのシーバス1日船ということもあり、釣ってる時間が長いから自己記録更新は確実と思っていたのだが……7匹(しかも全部玉網いらず)と玉砕。ルアー信じられない病が再発した。
内木丸はSeabass Clubさんがいつもお世話になっている船宿。船橋となると電車釣行の射程圏外だと思っていたが、調べてみるとギリギリたどり着ける。南船橋駅から6時20分の送迎をお願いして、6時過ぎに駅に到着。閑散とした駅だなぁと思って改札を抜けたのだが、目の前にド~~~ンとIKEAがあって、こんな時間に閑散としていない、釣り客だらけの金沢八景や酔客だらけの蒲田の駅の方がおかしいんだな、と変なとこで納得する。
Seabass Clubさん&大会参加メンバーと桟橋で合流し、港を払った船は、羽田~川崎周辺のシーバース、 ̄ー ̄辺りのポイントを攻めていくことになる。が……開始直後はシーバスの反応が見つからないらしく、あっちいったりこっち行ったりを繰り返すことに。内木丸だけでなく、湾奥出船のシーバス船のほとんどがこの海域にいたように思うのだが、どの船も走り回って落ち着けない感じだった。
ようやくシーバスのバイトがあったのは、オイルフェンスという海上に浮いた柵(?)の近く。「フェンスの中にシーバスの群れがいる」らしく、フェンスの中からシーバスを引きずり出すという作戦。フェンスギリギリにキャストしてゆっくり引いてくると…ガツン…でも海面バラし、相当食いが浅いらしく、バラシ半分、抜き上げ成功半分でここで7匹釣り上げる。フォール中の魚信もちゃんと取れたし、少しは上手になったかな、とこのときは思っていた。
この日は、シーバス師匠から「巻いている途中にシーバスが寄ってきている感触を察知しフォールで食わせる」という宿題をいただいていたのだが、リールを巻く指先で感じられるはずのシーバスが寄ってきた感触なんてものはついに分からずじまい。これかな?と思ってフォールさせてもバイトはないのだから、たぶんただの勘違い。潮止まりの時間を迎えて、そんな繊細な感触どころか、魚信自体が全くなくなる。
7匹目を釣ったのが11時過ぎのこと。それから沖上がりの15時まで、1匹も釣れずにこの日は終了。ただただリールを巻いているだけの時間が過ぎていき、とうとう「俺はルアーなんて信じてない!」と言いだす始末。Seabass Clubさんもほかの参加メンバーさんも65センチの大型含めポツリポツリと上げていたので、信じられないのはルアーではなく己の腕なのだが……。チャンスタイムの上げ潮の時間帯なのにどうして自分だけ釣れないのか分からないのでちょっとヘコむ。
著者: へた釣り