せっかく東京から大阪まで行ってるんだからもっとええもん飲み食いすればと言われるがこれ以上の御馳走はないのだからほっといてんか。1月2日の外飲み初めは立ち呑みあたりや食堂へ。お刺身5種盛り580円、揚げたて天ぷら盛り合わせが480円、お酒も1杯290円からでニセンベロ!!
御堂筋は路地を折れると飲み屋街が広がっている。新歌舞伎座の跡地にオープンしたホテルロイヤルクラシック大阪の脇の道を折れてまっすぐ進むと立ち呑みあたりや食堂の看板が。「立ち呑みなのにアワビ踊り焼き」と煽られると突撃するしかない。営業はほぼ年中無休で15時から24時まで。1月2日の16時ごろに店に入ったが既にほぼ満員(席はないので…)。カウンターに正対して立つとスペースを取る。一人でも多くのお客さんが入れるようにと少し半身になって立つのが飲んべの思いやりだ。店内の様子を撮りたかったが確実に怒られるので自粛。
立ち飲みなので長居するのではなく、飲みたい物、食べたい物をパッと頼んでパッと去るのが正しい。初見参だったので、定番メニューを頼んでみる。スピードメニューからは大阪に来たらまずはこれなどて煮を。刺身5種盛りと天ぷら盛合せ5種を注文する。お酒は小鹿焼酎芋のお湯割りからスタート。どて煮を一口口に運んで「この店、アタリ!!」と分かる。ほろほろに煮込まれたすじ肉に甘すぎない味噌が絡んで酒飲み好みの味になっている。量も多い。その気になればどて煮だけでお酒をもう1、2杯イケる。
続いて運ばれてきたのが天ぷら盛合せ5種。海老、さつまいも、なす、かぼちゃ、ちくわがトレイに盛られていた。これまたボリュームがある。大根おろしも運ばれてきて、カウンターに置かれているポットに入った天つゆをセルフサービスで。揚げたてでサクサクなのがうれしいというだけでなく、野菜が甘味があって美味しかったのに驚いた。おまかせ焼き野菜4種盛りわさび味噌で(280円)を次に来たら頼もうと決める。
お刺身5種盛りはマグロ、マダイ、サーモン、ヒラメ、ハマチ。大阪で繁盛している居酒屋で刺し盛りを頼んで外したことがない。2切れずつ盛られきて、580円なのでこれで満足しない人、絶対にいないと思う。マダイとヒラメはプリプリの食感を楽しめ、ハマチはしっかりと脂の旨みを感じられる。こうなると日本酒が欲しくなり、ラムネのような後味を楽しめる文佳人を注文する。このお酒、酒飲みにも日本酒をワイングラスで飲みたがる女子にも絶対にウケると思うのだが、どうして東京では見かけないんだろう?
著者: へた釣り