4月以来だから半年ぶりの妻1号との釣行。釣果を確認すると目標であるアジ30匹は少しというかかなり厳しい。LTアジではなく、アミ五目に乗って、アジ以外にいろいろ釣って八景沖豪華刺し盛り5種を釣ろうと目標を変えた。釣れれば良型だったが数伸びず、五目どころかアジしか釣れず。
予報はべた凪のはずだったが、朝、家を出ると嫌な感じに風が吹いている。街路樹の葉がざわざわするほどではないものの、コンビニ前ののぼりは読みやすくたなびいていた。予報通りなら出船時刻にはやんでいるはずと信じて、金沢八景・一ノ瀬丸を目指す。船宿に到着すると既に午前アミ五目の席札は残っていない。妻1号と同行したへた釣りを含めて全員グループ釣行だったようで船宿で並びで席を確保したもよう。へた釣りの席はというと既に定位置になっている右舷の舳。普段イカ釣りに使っている新造の大型船に右舷は9人。妻1号は出船前からご機嫌で飲み始める。アジ釣りの基本はちゃんと頭に入っているようで、移動中にイカ短の大きさを米粒サイズに整える。ところで紫外線対策した妻のこの格好…ゴルフのキャディーさんにしか見えない。
船は10分ほど走って水深24メートルのポイントに到着する。船長からのアナウンスではアジの仕掛けにイカ短を付けてまずはアジ狙いが推奨されていたが、アジ釣りは妻1号に任せて、へた釣りは最初から3メートルハリス2.5号のアミ五目仕掛けであわよくば一発を狙う。タナを底から仕掛けの長さ分の3メートルに決めて、1.5、2、2.5メートルでコマセを振り出しタナで待つ。開始直後からいきなり魚信がっ!!という活性ではない。アジを狙っている妻も同様で魚信がない。コマセを切らさず寄せることを意識していると、開始15分でようやく1匹目のアジ。
次の魚信はもしかしてイナダか良型のサバという手ごたえ。アジの口切れ対策で少し緩めに設定してあるドラグが滑り、ときおり激しく引き込む。アジってことはないだろと思いつつリールを巻く。海面に姿を現したのは紡錘形のシルエット。体高のあるアジで40センチは間違いなく超えていそうなご立派サイズ。後ろを振り返りタモを探したが見つからず。掛かりどころはよさそうに見えたのでならばと抜き上げにかかると海面で暴れてフックアウト。あ~あという展開だが、ここからしばらく釣れれば35upという良型アジタイムが始まる。
良型アジなのでコマセを振り出し続けて誘うのではなく、タナで待った方が魚信がでやすかった。妻1号もポツポツとはいい型のアジを釣っていた。掛かりどころが悪いらしく海面バラシもしていたが、これまで釣ったことがあるどの魚よりもよく引く手ごたえに「タイ釣れた~~~~」と大はしゃぎ。妻1号はこのポイントでアジを4匹ゲットした。下船後、感想を聞くと30匹釣るよりも大きな魚を釣るほうが楽しかったようで、満足感ではこれまでの釣行で一番だったそうだ。釣るのが難しくなくって、40センチ近いアジより引く魚が妻の好みか。なにがいいのかな?
良型アジの魚信が遠くなってきた10時少し過ぎにポイント移動。近くにマダイ船がいたのでマダイも出るポイントなのだろうと、アミコマセではなくオキアミをビシに詰めて底からタナに合わせるまではウィリーシャクリの要領でイシダイ狙い。タナから誘い下げてマダイ狙いと欲張ってはみたのだが釣れてくるのはサイズダウンした(といっても30センチ級混じりの)アジばかり。へた釣りの釣果はアジばかり21匹。妻1号は人生最大含むアジ5匹で本日終了。船中アジ以外の魚は釣れなかった模様。へた釣り&妻1号の五目チャレンジは当然失敗。
著者: へた釣り