東京湾で釣れるマアジは金アジと呼ばれ脂の乗りがよく美味い。釣りたてのこれを食べてしまうと超有名かつ高級な某ブランドアジを食べてもあれ?こんなもんとなる。35up乱舞。アジしか釣れずしょんぼり釣行で釣れたデカアジは残念ながら…美味くなかった。湾外から来たアジなのか?
湾外のマアジは剣崎沖のイサキや宇佐美沖のカイワリに混じることがある。脂の乗りがよくなくあまり美味しくないことを知っているのでほかに十分な釣果があるときは持ち帰らない。マアジなのでほかの釣り客がもらってくれることが多い。妻1号と一緒に行った午前アミ五目で釣れたマアジは判断に苦しんだ。一応湾内で釣れたアジではあるが大きすぎる。東京湾のマアジで脂の乗りが最高なのは25センチから30センチくらいまででそれより大きくなると脂の乗りが悪くなり身がパサパサになる。釣れてくるアジがことごとく大きすぎる物ばかりで嫌な予感はしていたがお刺身では食感は楽しめるものの旨みはイマイチ。油を足してやれとアジフライにしてみたが身がパサパサで……。
湾内に居着いた金アジと湾外のマアジは食性が違うとされている。金アジはエビやカニなどを主食にしており、一方の湾外のアジはプランクトンが主食。そのせいで脂の乗りが違うという話を聞いたことがある。今回のアジは八景沖で釣れたものだが、湾外から回遊して入ってきたアジだったのかな? それとも金アジは金アジだが大きくなりすぎて脂を蓄えられるほどにエビやカニを捕食できなくなった? 釣ったアジは干物にすることに。脂が乗ってないアジを干物にしてどうするの?とツッコまれそうだが、干物にするとご近所にもらってもらえる。美味しくないものをお裾分けするのはどうかとも思うが、釣りをやらないご近所にはこれでも十分に好評だったりする。
著者: へた釣り