約20日ぶりの釣行に嬉々として宇佐美へと。予報はベタ凪。鏡面のように穏やかな海で飽かずにシャクり続ける。船長からは激アツ予告の「いい反応ですよ~」がひっきりなしに。状況は悪くないはずなのに一度として本命からの魚信が訪れず。そんな白日夢を見た。来週こそ釣りに行く。
ダメだったときほど学ぶことがある。正論である。正論ではあるが考えるだけ無駄なこともある。釣りに関してヒントをくれるのは魚。その魚からのコンタクトが一度としてなかったのであるからどうしようもない。最初こそ時合がくればと余裕があったが、日が傾きだすとジリジリし始め、ラスト1時間は涙目でシャクり続けた。打つ手がなかったのだから悔しさはない。釣りに行ったことは忘れることにする。
著者: へた釣り