やっぱり!!と悪い予感が的中したことを誇っても仕方がない。週末になると釣果が急降下するイサキ釣り…ツ抜けを目標に挑んだ2016年の開幕戦はウィリーに反応してくれるイサキがほとんどおらず大苦戦。剣崎より南下して良型9匹をなんとか釣ったが、剣崎であと1匹が獲れず。悔しい。
降っても断続的に小雨という天気予報だったが、朝家を出る時間からしとしとと雨が降り続く。傘を差すべきか濡れても大したことないので歩きやすさを優先すべきかで悩む雨だ。結局、傘は持たずに金沢八景・一之瀬丸へ。雨が降っているので少しは空いているかなと甘いことを考えていたが雨ニモマケズな釣り人多数で、イサキ船の席札はほとんど残っていない。片舷9人でへた釣りの席は左舷の前から2番目。瀧本船長に挨拶すると、「昨日からイサキ釣れてないんですよ」との弱気なお言葉。やっぱり週末はダメなのか?
剣崎沖まで約1時間の航路。松輪の根の周辺にイサキ船団はできていない。かなりまばらに散開しておりイサキの反応は固まってないみたいだ。船上の様子が確認できる位置まで近づくと釣れる気がしねぇ~というオーラが伝わってくる。ウィリーなのにシャクっている人はほとんどおらず、置き竿にしている人の姿まで。当然、魚を取り込んでいる姿なんて見えやしない。これは相当厳しいぞと覚悟を決めてシャクリだす。水深20メートルから30メートルくらいのポイントだが、ウィリーどころかオキアミにすら触ってくる魚の気配がない。2カ所目のポイントで小さなオキメバルがオキアミで釣れただけ。イサキの群れを探して剣崎沖をウロチョロしたが、めぼしい反応は見つからず9時に「ちょっと走ります」と南下することに。
30分ほど南に走って水深60~70メートルくらいのポイントに至るが、ここでもなかなか船が止まれない。スピードを落として群れの様子を見て、再加速するストップ&ゴーの繰り返し。東京湾口遊覧にちょっと飽きてきたところで釣り開始。反応は広く出ているようで、10メートルくらいの幅をシャクって誘うように指示される。まずは50センチ刻みのスティ3秒でスタートするがなかなか魚信は出せない。シャクリ幅を30センチにしてフワフワと誘って10秒くらい待ってみたり、スティ0で激しく動かしてみたりしたがなかなか厳しい。船中型を見たとのアナウンスがあり、しばらくしてやっとへた釣りの竿にも魚信がある。2016年のイサキ開幕戦は25センチ級の良型ダブルでスタート!!
船長の説明によれば、船の周りには反応があるが、なかなか船下に入ってこないという状況だったようだ。ビシにビビっている? ソフトに誘ってスティ時間長めでイサキを驚かせないように釣ってみることに。「反応入ってきました」というアナウンスがあったら少し強めにシャクることにしたら、この作戦は少ないチャンスを物にするのによかったらしい。ダブル、トリプル、ダブルと最初のダブルと合わせて4回しかイサキからの魚信を出せていないが追い食いを成功させて2×3+3でイサキ9匹をゲットできた。サイズは一番小さいのが24センチで最大は28センチと尺こそいないが満足サイズ。目標まであと1匹。気合いを入れてシャクったがその1匹が遠い。
13時に北上して剣崎沖でも久里浜寄りのポイントに移動する。残る時間は1時間半。あと1匹ならなんとかなるだろうと思っていたが、な~~~んも魚信らない。タナの下層でじっくり粘ってなんとか食わせてもオキゴンベやネンブツダイではどうしようもない。最後までシャクリ続けたが手が機械的に動いているだけであと1匹が釣れる気は全くしなくなっていた。15時に沖上がり。とにかくウィリーへの反応が鈍い日だった。週末になるとイサキの釣果が落ちる理由。へた釣りはビシの数が増えるのでイサキがビビって浮いてこないと考えていたので、船長にその考えをぶつけてみた。瀧本船長は「それはない」ときっぱりと否定した。ならば、どうしてなんだろう?
著者: へた釣り