来週からカワハギシーズンに突入するので、おそらくこれが2015年の最終戦になるであろう夏タチウオ。羽田・かみやのタチアジリレーに行ってきた。釣果はタチウオ6匹、アジ5匹と凡庸なものだったが、サプライズがいっぱい。朝から地震に翻弄され、超レアキャラと船上で遭遇して仰天!!
いつもの時間に家を出て、いつものように船宿へと向かうはずが、五反田駅のホームで電車が揺れた。土曜日の朝で酔っている人が結構乗っていたので、誰かが暴れて電車に体当たりでもしてるのかな?と思ったが、揺れが収まっても電車が動かない。地震があったとアナウンスがある。品川駅には10分遅れで到着したが、今度は蒲田へと向かう京浜東北線が来ない。蒲田駅に到着したのは6時半くらい。6時20分の送迎バスは既に出てしまっていた。出船は7時なので次の送迎では間に合わない。ダメ元で船宿に電話してみると、「タクシーで来てください」とのこと。デカッw船長に「向かってるから出船しないでねぇ」とメッセージを送って返事がもらえたので一安心。出船時間の5分前になんとか桟橋に到着する。
左舷の舳から2番目が空いていた(というかそこしか空いてなかった)ので、荷物を下ろして大慌てで準備…していると、右舷の舳に座っている人……見たことがある。見たことあるけど、休日に普通の乗合船に乗っている可能性はないはずの人なので、よく似た人がいるもんだなぁ~と、何度もガン見してしまう。ときどき視線が合う。ステファーノ特戦隊のイ~ダ隊長様にしか見えない。見えないけど…まさかねぇと声をかけられずにいたら、隊長様の方からお声掛けいただく。奥様が勤めている会社の釣り部のイベントにゲストとして参加されたようだ。プロの釣技を間近で見られる貴重な機会だったのに釣り座がほぼ真後ろだったのが残念!! でも、時々後ろを振り返って観察したよ。誘って止めるときにピタッと止まるから上手な人の釣っている姿ってきれいだなぁ~っと。
船は1時間ほど走って観音崎沖のタチウオ船団周辺のポイントへ。水深は40メートル。高切れしても6回まではOKなので気が楽になる。8時半に釣り開始するも、魚信を出せずに大苦戦。魚信がごくごくたまにしかないもんだから、魚信があっても針掛かりさせられるパターンが見つけられずどうにもならない滑り出し。魚信は強めに50センチ刻みで誘えば出やすいけれど、誘い続けると反応が消滅する。コッという小さな魚信があったら巻き上げをやめてフワフワさせてなんとか食い込ませるしかないようで、釣り始めて1時間してようやく1匹目のタチウオをゲット。
その日の魚信を出す誘いと針掛かりに持ち込めるパターンが掴めればなんとかなる。そこからしばらくは絶好調モード。海底から10メートルくらいまで誘っていると、必ず魚信がある。巻かずにフワフワで食い込ませるのがあまり得意ではないので、針掛かり率は5割くらい。それでも2本目、3本目と順調に数を伸ばしていける。なんとか6匹まで。その後、水深が少し深い70~80メートルのポイントに移動すると、同じパターンでは通用しなくなる。釣れている人を見ると、あまり動かさない方がいいみたいだが……。ちっとも魚信を出せなくなって6匹どまり。下の写真は隊長様に撮ってもらった物。自分が釣ってる最中の写真ってあまりないのでうれしい♪
11時半からアジにリレーする。観音崎から中ノ瀬に移動。中ノ瀬のブイに船を寄せて釣る、かみやのアジ釣りでよくあるマニアックな攻め方。へた釣りはストラクチャー際の底べったりを狙うアジの釣り方が超苦手。一度も魚信を出せずに次のポイントへ。いつもの本牧沖かなと思っていたら本牧を通り越して鶴見川の河口周辺まで北上する。ここでようやく魚信が出せた。魚信は出せたが針掛かりしない。タナが低すぎるのかな?と少しずつタナを上げてみたが改善せず。タナの問題ではなく、アジのサイズの問題だった。やっと手にしたアジは……10センチくらいのジンタ。数がまとまれば南蛮漬けにできるがたくさんは釣れそうな気がしないのでリリース。
アジが釣れるタナがすごく狭い。すごく狭いけどある特定のタナに入れば、まぁまぁサイズのアジが釣れることに気付く。潮の流れが速いので確実に狙ったタナへというわけにはいかないが、ラインがこの角度になっているときにこのタナでシャクって少し上げて待つと決めてからはポツ~ン、ポツ~ンとキープサイズのアジを拾っていけるようになる。お刺身サイズをなんとか5匹確保。もう少し欲しかったけど14時まで1匹も釣れてなかったんだから贅沢言うと罰が当たる。
著者: へた釣り