2013年の船初釣りは宇佐美・治久丸からヒラメ釣り。昨年末に4匹釣ったのがマグレじゃなかったと証明するためにもう一度ヒラメを持ってどや顔を決めたかったのだが……そんな目論見は半ば達成、半ば挫折かな? とにかく渋かった。魚信がほとんどない上になかなか食い込まず大苦戦!!
午前中に水温低下で激渋な堤防釣りで撃沈。深場ならいくらか水温も安定しているだろうから、船釣りで巻き返しと行きたかったのだが、急激な水温低下はヒラメにもしっかり影響があったようで……とにかく渋かった。仲間内で名人と呼ばれていたベテランさんや上乗りさんまで、「魚信がねぇ!」と愚痴っていたし、アワセ損ない連発。そういう状況の中、へた釣りがヒラメを手にしたのって…奇跡に近い? 海の神様ありがとう~~~~~♪
治久丸の午後船は12時20分出船。12時少し前に港に到着すると、既に皆さん到着済み。格好や道具を見ると、歴戦のベテランっぽい人たち多数で……これは割り当て少ないかもと覚悟する。船はいつもの通り、大崎堤防沖の水深30メートルのポイントからスタート。お昼過ぎで日差しもあるので温かい。寒い季節は朝から頑張るんじゃなくて、午後船に乗った方が幸せかもなぁ~なんてことを考える。船中魚信なしでポイント移動。
水深50メートルのポイントで、左舷舳の名人に船中最初の魚信。「ヒラメとは違うなぁ~」と巻き上げてきたのは超良型のオニカサゴ。へた釣りの隠れ本命だったりする。それを見て身餌でオニカサゴ狙いに切り替える人もいたが、イカとミカンで終わった2012年船釣り納めのリベンジを果たすことの方が大事なので、ヒラメ狙いに徹する。根掛かりした?って変な反応があって、イワシ餌でイワシより小さなトラギスを釣り上げるというミラクルを達成w スレ掛かりだろうけどちゃんと口の辺りに掛かっている。餌になるかもと余計なことを考えてキープ。
2時を過ぎた頃。へた釣りの竿にも初めてヒラメらしき魚信。待てども待てどもグィとは竿先を引きこんでくれない。一度だけ小さく竿先を引きこんで、その後無反応に。これで終わり? 少し竿先を持ち上げてみると、なんだか重い。持ち上げた位置でもうしばらく待ってみたのだが…一向に引く気配がない。もういいやっ!!と大きな声をあげてアワセてみると、背後から船長の「乗ったぁ!」という声。竿が胴の部分から曲がる。ほとんど抵抗らしき抵抗もなく巻き上げてきたのは、1.06キロのヒラメ。船長いわく「一番美味しいサイズ!!」。年末の4匹は北海道の師匠宅に送ったので、やっとヒラメが食べられる!!
4時を過ぎると日が山の向こうに沈んでしまい、肌寒くなってくる。魚信は相変わらず遠いまま。へた釣り以外の人には何度か魚信があり、一瞬、船上は盛り上がったが、ホウボウとバラシ。トラギスを餌にしてみたり(←「釣れる?」と聞くと船長に大笑いされた)、まめに誘いを入れてみたり、イワシも1投ごとに取り替えてみたりと頑張っているつもりだが、どうにも魚信がない。5時半の沖上がりの少し前にもう一度、誰かの竿にヒラメが掛かり盛り上がったものの、バラシで終了。なんと船中ヒラメ1匹。貴重なヒラメを手にできたのだから、満足しないと罰が当たるよね。
著者: へた釣り