2年連続でカワハギの開幕戦は9匹とツ抜けに1匹足らずだった。カワハギは数より型狙いを標榜しているがツ抜けくらいはしたい。2022年の開幕戦は羽田・かみやから。翌日がカワハギ大会のため空いてる(=割り当て多い)かもと期待したが満席。ツ抜け達成するも型には恵まれず。
JR蒲田駅から6時20分の送迎バスを利用して船宿を目指す。受付番号17番。胴の間ど真ん中確定かなと桟橋に向かうと、団体さんがいたため左舷の舳から2番目が空いていた。事前情報では海堡から釣り始めて竹岡沖に南下するのがパターンらしい。海堡で型狙いではなく数を稼いで、竹岡沖で型を狙うという方針に。ただし、今季の竹岡沖は「針が100本必要」というほどにサバフグが湧いているらしい。カワハギを寄せながらサバフグを避ける方法なんて知らない(たぶんない)。
船は定刻に桟橋を離れ約50分走って海堡周辺へ。ある程度覚悟はしていたが北風が7メートル吹いており、海堡の場合返し波も発生するのでアサリの装餌が難しいほどに海が悪い。究極の集魚オモリ、ピカイチくん+アワビ貼りブレードを信じて釣り開始。オモリが着底したら一度大きく竿を持ち上げてアワビ貼りブレードを回転させてアピール。1メートルほどタタキ下げてからフワフワと誘いながら底まで誘い下げていく。釣り方は覚えているがちゃんとできているかは1年ぶりなので自信なし。最初の魚信が出るまでヒヤヒヤしていたがすぐに硬質な魚信があり、2022年1匹目のカワハギ。ベラを挟んですぐに2匹目、3匹目をゲットする。
釣り始めて30分ほどで3匹。いい日に当たったかもと喜んでいたがここから大失速。風がさらに強くなりオモリを底に付けずに釣る宙の釣りでは意図せずに仕掛けが上下してしまっているようで魚信が思ったように出せない。餌だけ取られる。なんとか1匹だけ追加できたがなんだか釣り方が狂ってしまった感じ。海堡の南側の風裏となるポイントに移動して波の上下が緩和されてもなぜか魚信を全く出すことができない。カワハギだけでなくほかの人が釣っていたベラやカサゴすらほとんど釣れない。3匹目を釣ったあとの1時間で1匹だけ。ツ抜けが怪しくなってきた。
10時半ごろに淳ちゃん船長から「20分ほど走って竹岡に向かう」とのアナウンス。竹岡沖は良型が出現するポイントだ。水深25メートルで釣り開始。誘い下げていると1投目から魚信があり、5匹目。竹岡沖には釣り方がマッチしているのかもと喜んだが、全くの勘違いだったようで、その後またも長い沈黙。サバフグの猛攻を覚悟していたが猛攻というほどではなかった。3本針を3本とも取られたのは2回だけ。サバフグがいないだけでなく魚がほとんどいない感じだった。水深が違ういろんなポイントを流したが、魚の気配を全く感じないことの方が多かった。竹岡沖で14時少し前までやったが小型のをもう1匹追加できただけ。型狙いは完全に不発。
竹岡では埒が開かないので、船長から海堡に戻るとのアナウンス。残り1時間でバケツにはカワハギ6匹だけ。ツ抜け失敗を覚悟したが、海堡はいくらか風がおさまり釣りやすくなっていた。水深が浅い海堡のカワハギはあまり浮かない気がしたので、底50センチくらいまでをネチネチと誘うという作戦にしたらこれが正解だったようで、7匹目、8匹目、9匹目を立て続けに釣る。目標まであと1枚になると欲が魚に伝わるのかしばし沈黙。沖上がり15分前に待望の10匹目。すぐにもう1匹追加して11匹。小ぶりなものから順に3匹リリースして末広がりな8匹をお持ち帰り。
著者: へた釣り