緊急事態宣言の解除以降、釣りでロクな目に遭っていないへた釣りを尻目に妻がクロダイおかわりにまさかの成功。0.5センチではあるがサイズアップまでした。クロダイおかわり宣言なんて本気?と少なからず馬鹿にしていたが脱帽である。クロダイ師匠に昇格である。俺の釣果は聞くな!
妻の「またクロダイ釣りたい」というリクエストにアジ船にそうそう良型のクロダイが混じるものかと、「アジ釣りだからね、クロダイは期待しないでね」と念を押す。子供1号まで「私も行く」と便乗してきて、金沢八景・一之瀬丸の午前アジ船に3人で釣行。凪予報の土曜日ともなれば、電車でも竿&クーラー持参のグループ多数で、これは混んでいるなと覚悟はしたが、桟橋に着いてみると片舷14人。横の人との間隔は船べりの穴1つと大盛況。水深が浅いとはいえ、オマツリするなって言われても無理。土日のアジ船だから仕方ないよな~と、根を詰めずに釣ることに。
船は桟橋を離れて10分ほど走った八景沖の水深13メートルのポイントで止まる。船長からの指示ダナは底から3メートル。1.5メートル、2メートル、2.5メートルでコマセを素早く振り出し、50センチ巻き上げて3本針をコマセの煙幕に入れるといういつもの釣り方でスタート。遅れて目の前にアミ五目船がやってきて、マダイやクロダイなどアジ以外の魚もいるポイントかもと期待しながらコマセを振るが……なかなか魚信を出せない。最初に魚信を出したのは子供1号。25センチ級のA5ランクアジでスタート。
妻も何匹かアジを釣りあげるすぐ横で、へた釣りだけが全く釣れないという頭の中が????になる展開。魚信は出せるが食いが渋いせいか掛かりどころがとにかくよくない。オマツリも酷かったので、カリカリせずにのんびり鷹揚に釣ると決めたが、3連続でバラシなんて下手にも程がある。妻が「何か釣れたかも?」とリールを巻いている。前回のクロダイほどの引き込みの強さはないので何かなと見ていたら、水面下にぼんやりと見えたのは鋼色に鈍く光る魚体。大物。海面まできてからも何度もドラグを引き出し暴れてようやくタモに収まった。48センチの妻人生2匹目のクロダイ。持ってるな~っ。
8時45分ごろに妻が釣ったクロダイで事実上、本日終了だった。何が気に食わないのかは分からないが、アジがとにかく掛からない。穂先をプルプル震わせるだけでいなくなる。ならばと竿を持ち上げて掛けにいくと、掛かりはするが海面でいい確率でバレる。アカ短を小さくしたり、タナを30センチ刻みで上げてみるなどの対策は全部不発で、運の悪いアジが竿先を持っていくまで我慢してポツポツと拾っていく感じ。アジよりビシをたくさん釣った。こんな日もあると言いたいところだが、最近、こんな日ばっかりや~ん!
ポイント移動はなく最後まで同じポイントでやった。子供1号は極小カサゴ釣りに開眼して5センチくらいのカサゴを釣りまくる。アジは15匹。妻1号はクロダイで釣運を使い果たしたようで、気難しいアジを攻略できず9匹。バラシ多発というよりは魚信を出せなくなっていた。へた釣りは最後まで魚信は出せるけど掛からない、掛かってもバレるを繰り返して15匹で終了。三田・ホルモンまさるで妻1号のクロダイおかわり祝勝会&アジ反省会をして家に。
著者: へた釣り