2020年のイサキ第3戦も、剣崎で1日はできなかった。といっても洲崎や沖の瀬に南下したのではなく雷が鳴りそうな雨雲が接近したせいで1時間半ほど早上がりになった。あと1時間半あれば…目標としていた50匹に届いたような無理だったような。気まぐれな剣崎沖イサキに翻弄され35匹♪
富戸オニカサゴ最高♪釣行で冷蔵庫には美味しいお魚の身がいっぱいある。だったら釣りに行かなくてもと言われそうだが、食うのも好きだが釣るのはもっと好きだからやっぱり行ってしまう。今朝は、家を出た瞬間からあちゃーっとなった。罰ゲーム?ってほどに雨が激しく降っている。夜中からしとしとと降っていた雨が、玄関を開けた途端に土砂降りに変わったみたい。ついてない。2020年イサキ第3戦も金沢八景・一ノ瀬丸から。横浜を越え、金沢八景駅に到着したころには雨は収まったかに見えたのだが……。
桟橋で瀧本船長に挨拶すると、剣崎沖で1日やれてはいるがシャクリ方が合わないと全く口を使ってくれないそうだ。逆にその日のシャクリのパターンを早く探り当てれば数を伸ばせるという釣況らしい。難しそうとは思わない。あれこれやって魚信をだせるシャクリを探すのはいつもやっていることなのでなんとかなるはず。目標は前日の釣果と同じくらいの50匹に設定する。観音崎付近で雨に降られたりしながら、剣崎沖の松輪の根のイサキ船団に合流する。ポイントもすぐに決まった。指示ダナは「17メートルから10メートル」。50センチ刻みでやや速めにシャクリだすとすぐに魚信。ちょろいと考え、追い食いを狙うと……バレた。次の魚信もすぐにあったが、これまた針掛かりせず。なんで~~~?
魚信が出せるが掛かりどころが悪い&針掛かりしないということは少しシャクリが速すぎるのかもと2秒くらい食わせの間を作ると今度はちっとも魚信ってこなくなる。ウィリーに魚が触れてくるまでは速めのシャクリで、魚からコンタクトがあったら竿を止めて食い込むまで待つことに。釣り始めて30分くらいしてようやくこの日1匹目。2020年の剣崎イサキ2匹目を釣る。そもそも魚信はそう多くない上に、針掛かり率が低いとなると結構苦しい。2匹目、3匹目となんとか釣っていくも、追い食いを狙えるような活性ではなく数を伸ばせない。10時少し前にポイント移動となったが、1時間半で6匹。ゴンズイ玉ペースには程遠い。
次のポイントも指示ダナは「17メートルから10メートル」だった。スティ1秒から2秒くらいのシャクリでまず1匹、間をあけず次の1投でも1匹と順調に釣れ始めてややペースアップ。30分で4匹追加しツ抜けできたのだから時速8匹ペース。同じシャクリばかりだと飽きて見向きもしなくなるのか、次第に魚信が遠のく。それまで全然魚信がでなかった高速シャクリを試してみると食ってきたりするのだから気まぐれすぎる。この日は最後までこんな調子だった。あるパターンで何匹か釣ったら、急に沈黙。別のシャクリ方を試してみるとまた食いだすが長続きはしない。違う魚種を狙うようにシャクリ方をローテーションさせてイサキを飽きさせないようにする。この作業が性に合っているようで、面白かった。
午後の高活性タイムがあれば目標の50匹に届くかな?という手応えをつかみ始めたころに信じられないトラブル。高切れしたかのようにラインからテンションが抜ける。回収してみると……チドリ天秤が破断していてビシロスト。ちょっと凹む。さらに追い打ち。船長から「雨雲が近づいてきているので、早上がりします」。1時間半ほど早く剣崎を後にすることになった。イサキは35匹まで。あと1時間半を時速10匹ペースで釣れば50匹だったのだが……。今年も剣崎沖はウリンボ少なめのようで、サイズは20センチ前後の物が中心。釣果報告によると特大サイズも出たようだが、へた釣りのクーラーには小さくても18センチ、大きくても25センチに届かずのものばかり。
著者: へた釣り