目の前で揚げて揚げたてホヤホヤの串揚げを食べられるように卓上フライヤーを買おうとお伺いを立てると、「前買ったやつあるよね」と言下に却下される。というわけで散財はせずに昔買った卓上フライヤーを引っ張り出してきて、大阪の居酒屋の味の再現を目指して串揚げやさん開店。
コロナのときどこにも行けずにあんなことして遊んだよね~企画第4弾のつもりだったのだが、今回もすっぴんの子供たちに撮影を拒否され写真を撮れず。写真を撮りたいなら事前に申し出ないと準備があるからダメってことらしい。
コンパクトフライヤーは少量の油で揚げ物を作れるという製品なので、あまりたくさんは一気に揚げられない。油の温度が落ちてしまってカラッと揚がらないのが嫌なので一人1本ずつと数量制限して揚げていく。本日のスペシャル串は、黒毛和牛。どう考えても串揚げにするのはもったいないお肉だ。いいお肉はどう料理しても美味い!! 衣はカラリと肉は少しレアめに揚げると、口の中で蕩けて消える絶品串に。当然、これが一番人気だった。
二番人気はシュウマイ串。シュウマイは衣を付けずに素揚げにするので、串揚げではないかもしれないが、なぜか大阪の良心的な価格の居酒屋には揚げシュウマイがメニューにあることが多い。これも大阪の居酒屋の味なので今回のテーマには沿う。横浜名物のシュウマイを串に刺して揚げるなんてと横浜市民から苦情がきそうだが、美味いから1回試してみて。
三番人気は花畑牧場のおつまみモッツァレラ串。花畑牧場のモッツァレラはそう美味しくはないが、本格的なボッコンチーノに比べ瑞々しくないので、串揚げにするにはちょうどよい。2個ほど串に刺して衣を付けて揚げるとトロリと溶けて牛乳串が出来上がる。チーズ串は珍しくないが、プロセスチーズよりもおつまみモッツァレラを揚げた方が数段美味い。
お野菜は定番のレンコンとサツマイモ、カボチャ、海鮮はエビとイカ。そして串揚げ好きなら嫌いな人は絶対にいないウズラの卵をいただく。10本も食えば満足感ありなのだが、倍の20本ほど食べてしまい、明日、体重計に乗るのが怖くなるほどの超満腹に。お酒は口の中がさっぱりするようにガリ酎をいただいた。
著者: へた釣り