シャクリ疲れた宇佐美の帰り♪ これでカイワリも終わりかなとつぶやいて♪ お刺身の味を思い出しながら♪ 釣りたかったなと思ったら泣けてきた♪ イサキ、カイワリと2週連続で本命ボウズ。どこか調子が狂っているのかも。振りかえるとそこはベタ凪の海♪ カイワリを釣り忘れた海♪
反省しようにも何を反省すればいいのかすら分からない状態なので、サクサク書く。宇佐美・治久丸の午後便でカイワリ五目に。出港前は「目標6匹」なんて自己記録更新を目論んでいたのだが、シャクってもシャクってもウィリーに何も触れてくる気配がない。たまに魚信があっても、ウィリーにではなく下針に付けたオキアミに魚が食ってくるだけ。いろいろ工夫してみたけれど、何ともならずにそのまま沖上がり。クーラーにカイワリは入らず。竿頭の人は3匹釣っていたので、何が違ったんだろ?
港を離れた船は、最近のカイワリの好調ポイントである網代寄りの水深25メートルくらいから釣り開始。「底から10メートルくらいまで」というタナの指示。海面をイワシがピョンピョン跳ねており、生命感豊かな海にこれは釣れそうと張り切ってシャクリ始める。まずは50センチ刻みで静止1秒のカイワリシャクリでスタート。全く何もウィリーに触れてこない。活性が低いのかな?と、静止時間を2秒、3秒、5秒と少しずつ長くしていったのだが、元気なのは海面のイワシだけらしく、底の方の魚は全くやる気なし。
大崎堤防沖のポイントで、ようやく魚を釣ることができた。オキアミにではなくウィリーに掛かってきたのが、小型のマルアジ。底の魚は元気らしくベラやスズメダイはウィリーによく反応してくれる。キープできる魚は全く釣れずに時間だけが経っていく。カイワリ以外の魚が食ってくるってことは、静止時間が長すぎるのか? と静止3秒、2秒、1秒と今度は逆にシャクリをスピードアップ。魚信があるのは静止3秒までで、それより速くすると魚信がなくなる。魚信が何もないのに耐えられず、静止3秒でいろんな魚を釣ることに。ようやくキープできたのは30センチのマアジだけ。
何にも起きずにこのままギブアップかもという予感を覚え始めたころに、竿を引っ手繰っていくような魚信。引きに重量感があるので、アジではない。30センチ超えの良型のカイワリに違いないと、丁寧にやり取りして海中に魚影を確認。銀色? やっぱりカイワリ♪ ん? 形がちょっと違う? 色も少しピンクかかっている部分が……バラすとおしいのでタモですくったが、30センチくらいのチダイだった。これが本日唯一、ドキドキワクワクした魚信だった。
船長も相当苦労していたようで、網代寄りのポイントと大崎堤防沖のポイントを行ったり来たりを繰り返す。カイワリ釣りではあまり経験のない根の真上を攻めたりもしたのだが、カイワリの気配はない。それでも何が釣れるか分からないウィリーらしい釣りにはなって、下からカサゴ、アカハタ、ベラの三目一荷なんてうれしいんだかうれしくないんだかなことも。クーラーの中がさみしかったので、どうせ逃がしても浮いちゃうことが多い、カサゴとアカハタはキープ。
著者: へた釣り