実は束越えを狙っていた。先週の手応えで言うと十分に狙えると意気込んでいたのだが、結果は61匹。でも、昨シーズンまでの記録を2週連続で超えたのであるから、素直にヤッター(o(>∀<)o゛ヤッター…と釣行記には書いておこう。今年の剣崎沖はイサキの魚影がすご~~~く濃いのかな?
金沢八景・一之瀬丸のイサキ船は毎週のことなので慣れっこだが、片舷11人と満席。横の人との間隔は船べりの穴が2つあるかないかな感じ。席札は左舷の胴しか残ってなかった。船に行ってみると、右隣はロッドキーパー&PE4号…左隣はこれまたロッドキーパー&電動リール。こりゃダメだっ!!と思ったが、乗合船で他の人のタックルに注文を付けるわけにもいかないので、にこやかにご挨拶。
船は剣崎沖に。本日はあまり冒険することなく船団に合流しての釣りとなった。ほかの船を見るとあまり釣れている様子ではない上に、竿が艫の方向に向かってひん曲がっている。どうやら相当潮が速いらしい。両隣を太いライン&ロッドキーパーに挟まれると……オマツリだらけの予感。予感は的中する。いや、予感よりももっと悪い状態に。右隣の人は、どうやらスプールを抑えてブレーキをかけながら仕掛けを落とすということをご存じなかったようで…。
へた釣りのラインと海面から見える深さで既にクロスしている。ラインの角度が違うのにどんどん糸を出すもんだから、当然オマツリ。さらに右隣の人の釣友と思われるあと2人のラインまで…黒いロッドキーパー三連星のジェットストリームアタック(右写真をクリックして拡大するとどういう状態だったか分かる)。へた釣りを含めて4人でオマツリしまくり。「潮が速いから仕方ないですよね~」と言いつつも、内心おだやかでない。開始1時間でイサキは3匹だけ。ビシは13回釣った。ビシ釣りなら束越え狙える。
上乗りさんにお願いして、右隣の人に仕掛けの落とし方をレクチャーしてもらった。オマツリはいくらか解消したが、速潮の中、PE2号と4号ではなかなか釣るのが難しい。特にへた釣りがシャクリまくって、タナを何度も往復すると、オマツリが発生する。タナをある程度決めうちしてあまり動かさないようにしないとどうしようもなかった。ウィリー3本針+空針仕掛けに代えて魚信があった2~3メートルくらいの幅だけで勝負することに。
イサキがウィリーにバンバン魚信ってこないとき用に、空針仕掛けとオキアミは持って行っている。オキアミを付けるといろんな魚が混じるようになり、イサキに加えて余計な物(=お土産)が見込める。まずはネンブツダイ、続いて30センチ越えのマルアジ。そして、25センチのカワハギ!! お刺身にできる魚がほしかったので、これはうれしい。ちゃんと血抜きして、本命のイサキよりも大事に扱っちゃうw
船は船団を離れる。イサキの群れを探すというより、潮の緩いポイントを探す。小さな根を何度も船を入れ替え、流しながら攻めるなど、オマツリしないで釣れるように瀧本船長も相当苦労していた。潮の緩いポイントに移動してから少しずつペースアップ。悪いなりにも30~40匹は釣れるかなぁという感じに。そうこうしているうちに潮がいくらか緩んだようで、昼前に再び船団に合流。
潮が緩んで、オマツリする頻度が減ると、怒涛の入れ食いモードに突入。入れ食いといってもダブルがたまにある単発中心なのだが、魚を掛けずコマセを入れ替えるために仕掛けを回収することはほとんどなかった。入れ食いは沖上がりの時間まで続き、バケツの中はイサキがゴンズイ玉(模様も似てるしw)状態に。数えてみると61匹。最初どうなることかと思ったが、なんとかなったどころかへた釣りにしては上出来だ。
著者: へた釣り