今日は釣りのことは忘れよう。午後からは雨が上がり、ウネリも収まって子供たちを引き連れてファミリーフィッシングのはずだったのだが、雨は上がった、風も止んだ。でも……ウネリは収まらなかった。いつもの堤防は波を被りまくって、全身ビシャビシャになるだけで釣りにはならない。
ここで選択肢。宇佐美港の内側ならひょっとしたら波がなく釣りができるかもとは考えたが、徒歩で30分かけて宇佐美港まで行ってやっぱり釣りができなかったら……と考えると、少し躊躇う。目の前の堤防は6メートルの玉網でぎりぎり水面まで届くので高さ5メートルはある。その堤防を波が大きく乗り越えているのだから……今日は釣りのことは忘れようが最も現実的で安全で子供たちも楽しめる選択になる。というわけで、本日は伊東駅までバスで行ってお買い物の日に。以下、へた釣り家がお気に入りの伊東駅周辺のお店を紹介する。
伊豆といえば干物。港町に行けばどこでも干物は買えるが、どこで買った干物よりも伊豆の干物は美味だ。以前、房総のある町で干物の話をしていたら「伊豆のの方が美味しい」って普通に認めてたもん。伊東で美味しい干物といえば平田屋である。キンメダイやアジ、エボダイなどの定番干物だけでなく、季節季節の旬の魚を干物にしてくれているので、何が売っているかなぁ~とショーケースをのぞくだけで楽しい。アカムツ(ノドグロ)、クロムツ、タチウオ、カサゴなどが干物になって売られていた。アカムツとタチウオの干物は食べたことがないので迷わず注文。カマスが大ぶりで美味しそうだったので、これも追加。キンメダイ、アジ、エボダイは定番だから外せないよね…と大散財w
伊豆といえばわさび。わさび漬けなどはどのお土産物屋さんでも買えるが、伊東にもわさびの専門店がある。山城屋だ。わさび漬けを100グラム262円で量り売りしてくれるので、お土産物屋で買うより安く手に入る。しかも、鮮度がいいのかここのわさび漬けは美味だ。わさびの微塵切りが入った「刻みおろしわさび」は刺身醤油にいれれば最高だし、沖縄産の太めのもずくをわさび入りの酢に漬けた「わさびもずく」、わさびの香りと刺激で味わう珍味「わさびところてん」など、伊豆で買えるわさび系の食べ物は全部このお店で手に入る気がする。試食させてもらった「わさびもずく」と「わさびせんべい」は絶品だった。
伊豆といえばプリン? 伊東に行ったらプリンを食べなくてはいけない。石舟庵はもともとは饅頭を中心にした和菓子屋だったのだが、「みかんの花咲く丘」がテレビで紹介されるなど、洋菓子が美味しい店として話題。伊東に行って時間があるのならぜひ一度食べてみてもらいたいのが「丹那の朝プリン」。Pastel系のクリーミーなタイプのプリンなのだが、とにかく味が濃厚かつまろやか。Pastelのプリンより間違いなく美味しいと思う。店内にテーブルが置いてあり買ったものをその場で食べられる。伊豆名物ぐり茶はセルフサービスで飲み放題なので、歩き疲れたら一服しながらプリンを食べるのが伊東の正しい歩き方?
最後にあげまん。温泉饅頭を揚げただけのものなのだが、なぜかこれを食べないと伊東に行った気がしない。みそのというお土産物&飲食チェーンが伊東駅の駅前で売っている。すごく美味いか?と問われると、まぁ美味しいとしか答えようがないのだが、美味いかどうかは別にしてここに行ったらこれを食べなきゃの伊東版がこのあげまん。観光シーズンには「あげまん、あげまん」を大声で連呼するあげまん娘が店先にいたりするのだが、今回は見当たらなかった。
著者: へた釣り