建国記念の日にエビ餌のメバル船に乗ろうと思っていたのだが、あいにくの大雪で出船停止。土曜日も雪で外に出る気にならず、三連休なのに危うく釣りなしになりそうだったので、師匠に電話して「わ~か~さ~ぎ~」。宮沢湖ワカサギ第2戦に挑んできたのだが……結果はタイトルの通り。
日陰にはうっすら雪の残る飯能市の宮沢湖。気温0度なのにも関わらずボート乗り場の前には防寒具に身を包んだ釣り人がいっぱい。三連休を釣りをせずに過ごすなんて耐えられないという人がへた釣り以外にもたくさんいるもんだとうれしくなったのだが、ボートをポイントに着けて仕掛けを降ろすと、「あれ? こなけりゃよかった?」。朝の時合のはずなのに全く魚信がないのである。誘って誘ってポツリポツリと拾っていく釣り。場所を代えたり、仕掛けを変えたりするも、状況はよくならない。しかも、少しずつ風が強くなってくる。師匠ですら釣りにくそうにしているのであるから、へた釣りは大苦戦。
さすがというか師匠は午後に入って水温が上がり始めると小さな魚信を拾って釣果を伸ばし始める。ハワセて聞き上げ、3段シャクリ。同じようにやっているはずなのだが、師匠の竿先には出る魚信が自分の竿には全く出ない。出たとしても一瞬のショートバイトなのでアワセられない。師匠は本日のパターンをつかむまでに穂先を4回くらい変えていたのだが……魚信が出せないのは穂先の差? 腕の差? 穂先の差+腕の差と考えるしかない。
釣り具屋のワカサギコーナーに行くと、穂先が10種類くらい売っているのを見ていたが、よく分からないので買わなかった。師匠いわく「胴調子、先調子、錘負荷の違うの数種類くらいは揃えておいた方がいろんな状況に対応できる」とのこと。順調に釣れ始めた師匠を横目に、「あー!」「えー?」「うぅぅ」「いーーー」と奇声を発し続けるもちっとも「おぉぉ」とならない1日であった。師匠92匹、へた釣り33匹という釣果に、今度釣り具屋に行ったら売っている穂先を全部買い占めてやるっ!と決心する。
ボートから降りて係の人に「どうでした?」と聞かれたので「全然ダメで33匹」と答えると「33匹なら平均より上」とのこと。穂先を買いそろえるのは来年でもいいかな?
著者: へた釣り