やっぱ下手やねん♪やっぱ下手やねん♪悔しいけどあかん♪シロギスよぉ釣らん♪…ってまたこんな書き出しになってしまった。子供たちのキス天食べ放題リクエストに応えるため羽田・かみやのショ-トシロギス。半日船より釣ってる時間が長いので30匹くらいはと目論んでいたが…。
最近、金沢八景に向かうときは最寄り駅の始発を利用していたので、6時20分のJR蒲田駅からの送迎バスを目指して家を出ると随分ゆっくりだと感じてしまう。釣り座は右舷7人の前からも後ろからも4番目。空いていれば竿2本でと用意はしてあったが、どう考えてもオマツリしそうなので竿1本に。仕掛けは船釣キス胴突早掛SPなので、硬めのフィルダーにするか柔らかめのホワイトバロンキスにするか悩む。右隣の人の竿がなんと!フィルダーキスだった。並んで同じ竿はなんだか面映ゆい気がしてホワイトバロンに。しゃちょう船長から「30分走る」とのアナウンス。走っている間にアオイソメを全部切って濡れたタオルで挟んでおく。タオルがイソメの体液を吸ってくれて装餌しやすくなるし、切った作業のあと除菌ウェットティシュで手を拭いておくと手が荒れにくい。
船は木更津あたりで減速する。本当は良型が出ている浅場に行く予定だったが先行した船から全く釣れてないと無線がありポイント変更したそうだ。胴突き仕掛けを軽くキャストしてたるませ気味にして待つ。魚信がないときは大きく竿を持ち上げてオモリを浮かし再着底させてシロギスにアピールする。竿が柔らかめなので大きく誘うことを意識した。すぐに魚信はあったが迫力不足でパックンチョことイトヒキハゼ。お次の魚信で本日1匹目のシロギス。サイズはやや小型。頻繁に魚信は出ない。誘って誘ってやっと釣れる。
船長はまめに水深を変えて流し直してくれる。シロギスが溜まっているポイントに入れば船中パラパラとシロギスがあがる感じ。全く釣れてないわけではないが目標にしているキス天食べ放題には絶対に届かないペース。しかもなぜかサイズ運にも見放されてしまっているようで、両隣で釣れるシロギスよりへた釣りの針食ってくるシロギスは1回り小さい。両隣を観察すると付けている餌のイソメの大きさの違いかもと気づき、太め&長めのイソメを付けることにしたら大きいものも混じるようになった。
ところどころに根があるポイントを攻めているようで天秤仕掛けでやっている人は根掛かりすることも。そんなポイントだから魚種。小型のトビヌメリ(関東ではメゴチ、関西ではガッチョ)やテンジクダイなどが釣れる。胴突き仕掛けだと下の針の餌をこいつらに齧られるとシロギスが釣れる可能性がかなり下がるのでやっかいだ。11時半になってようやくツ抜けを達成する。その後潮どまりの時間になってしまったらしく、さらに魚信が遠くなったまま正午をすぎる。ショ-トシロギスは沖上がりが13時30分。目標をキス天1人3枚で家族4人分=12匹に下方修正。
残り1時間半で2匹なら楽勝でクリアしたかったがそう容易くはいかない。沈黙の時間帯が続く。船長から「上げ潮がきき始めた」とのアナウンスがあってからようやくポツーンポツーンとシロギスを拾っていけるようになる。沖あがりの合図まであきらめずに誘い続けたがペースアップすることなく、忘れたころにブルルと魚信が出る感じのまま。午後に4匹追加できて全部で14匹。イシモチなど食べられるサイズのゲストは釣れずでちょっぴり寂しい食卓になりそうだ。シロギス釣りってそろそろ盛期のはずなんだけど……。
著者: へた釣り