梅雨前線が停滞し連日強風が吹く中、今日の午後だけは風が弱まる予報だった。時化を避けてサクッと午後LTアジへ。来週は大阪行きで釣りに行けないので2週間分のおかずを釣りたかった。目標は50匹。終わってみれば、20センチ以上25センチ以下の絶対美味しいアジ53匹で大満足♪
金沢八景・一ノ瀬丸の午後船は11時50分集合なのでゆっくり家を出るつもりが、ええ年したおっさんがよっぽど釣りに行きたかったようで、気が急いて予定より30分ほど早く家を出る。金沢八景駅に直結するビルにできた京急ストアでお昼ご飯の唐揚げとお茶を買って、一ノ瀬丸の桟橋へ。午前の風を嫌った人が多かったのか午後船は15人と盛況。出船前に上乗りさんから「思ったより吹かなかったからイサキ行けましたよ」と言われる。イサキに未練を感じるとアジに嫌われるので、イサキのことは考えないことにする。
船は定刻に桟橋を離れてまずは少し北上した幸浦沖辺りで釣り開始となる。ほかにもアジ船の姿があるが、これぞという反応が見つからないのか船はなかなか止まれない。ようやく止まって「水深23メートルで底から2メートル」とのタナ指示で釣り開始となる。オモリが着底したら50センチ、100センチ、150センチでコマセを鋭く振り出し、あと50センチ巻いて待つ。何度かコマセを入れ替えていると、アジっぽくない魚信のあとでアジっぽい魚信。巻き上げてみるとイシモチとアジの一荷で、なぜかイシモチの方が上の針に食ってきている。こういう定石外のことが起きるときはだいたいよくない。お次もイシモチであれれ?
仕掛けの長さは2.1メートル。タナ2メートルでイシモチが釣れるとなると潮が流れず仕掛けがほぼ垂直に立っている? 更にアカクラゲもいるし、竿先が微妙に揺れるのでなんだろと仕掛けを回収してみたら子イワシが3本針に3つとも付いているしで、どうにも釣りにくい。ポイント変更の合図があって瞬間になぜかもう1匹だけアジが釣れて、最初のポイントはアジ2匹+イシモチ2匹で終了。時速2匹では目標の50匹は絶望的な滑り出し。船はさらに北上するが、今度もなかなか止まれない。
ようやく船が止まったのは本牧のストラクチャーの際だった。根がきついポイントなのでビシが着底したらすぐに1メートルは底を切ってとの指示がでる。指示ダナは底から3メートルだった。一投目でビシが根に引っかかるような感触があったので上からタナを取ることにした。コマセを撒き始めたい底から1メートルをカウンター0に設定する。すぐに魚信があり美味しいサイズの20センチ以上、25センチ以下のA5ランクアジが釣れ始める。仕掛けが立っていると思われるので50センチ刻みに4回コマセを振り出し50センチ巻いて待つことに。
最初はポツンポツンと魚信が出るだけだったが……反応が徐々に盛り上がってきて魚信の間隔が短くなっていく。やがて、コマセを振ってタナに合わせればすぐに魚信が出始めるというアジ釣りで一番うれしいパターンに。魚のサイズがそこそこよいせいかなかなか一荷以上は発生してくれない。基本シングル、ときどきダブル、一度だけトリプルで釣れ続ける。アジ釣りあるあるでこうなると写真を撮っている暇がない。約3時間黙々とマシンのように釣り続けてアジは53匹。凪の海でアジに癒してもらい、一番美味しいサイズばかりで2週間分のおかずの確保に成功して大大大満足♪
著者: へた釣り