【コロナで××】シリーズはこれが最後になるといいなぁと願う。コロナ禍のおかげで作れるようになった日田風焼きそばを妻と子供たちに初めて振舞った。試行錯誤を繰り返し、かなり美味しくなったと自負している。ただし、本家の日田焼きそばは食べたことがないので、日田風だけど……。
麺の両面をしっかり焼いて、具はもやしとネギだけ。普通の焼きそばが作れるなら苦も無く作れそうと思っていたが甘かった。普通の麺では揚げ焼きそばのようになってしまうため、まずは麺を工夫。ラードを回しかけて揚げ焼きできるようにラードを溶かすためだけの小さいフライパンを用意。焼きそば焼くのにコンロを三口全部使う。焼き具合が適切になるように火力を何度も見直して、試行錯誤の末ようやく完成した。日田焼きそばの特徴だというパリもちっとした食感を出せており、家族からの評判も上々!!!!
よく売られている焼きそばの麺では細すぎてパリパリなだけの麺になってしまうので、つけ麺用の太い麺に変えた。ゆで時間は5分とあるので、4分ほどゆでる。よく湯切りをしてから中央に豚肉を焼いているフライパンに入れる。麺が重ならないようになるべくきれいに肉を囲むように麺を置く。豚肉は薄切りのバラ肉では焼けすぎてしまう。生姜焼き用などの少し厚みがある肉の方がよい。
火は中火より少し弱めくらいで。別のフライパンで軽く熱しておいたラードを回しかけて揚げ焼きにしていく。箸で麺を持ち上げて焼け具合を確認する。軽く茶色く色づいたくらいがちょうどよい。もう少し焼いた方が食感はよくなるんだろうなというくらいでひっくり返した方が後のほぐしの作業がしやすい。裏もラードを回しかけ揚げ焼きに。麺は一度、お皿に取る。
豚肉をほぐしたらもやしとネギを投入。塩と胡椒で味を調えたら麺を上に乗せて、ウスターソースを少し多いかな?というくらいかける。ソースの香りが立ったら一度火を止める。菜箸の先を使って丁寧に麺をほぐしていく。ここはマメさが大事。少しくらい麺がくっついててもいいやと雑に作業をすると食感の妙を失う。火を消したのは作業中に火が通りすぎないためだ。
ほぐし終えたら再び火を点けて今度はお好み焼きのソースを少量かけて旨みを足す。ソースが全体になじんだら完成。もやしに火が通りすぎないように仕上げはスピーディに行うのが肝。炒めすぎてもやしから水分が出てくるとせっかくの麺の食感を失うことになる。コロナのおかげで美味しい物を1つ作れるようになった♪
著者: へた釣り