北海道から東京に戻ってきての初戦はイサキ。運よく空いていた。7月の剣崎沖イサキの最多記録を大幅に更新した。前半はマルアジの猛攻に苦しむもお邪魔虫がいなくなればイサキがバリバリ。松輪の船が帰ったあとのハイエナタイムは入れパクでタナに合わせたらすぐ食ってきた。
昨日は金沢八景・一之瀬丸のイサキ船は満員御礼状態だったらしいので、今日も空いてることはないと半ばあきらめていた。船宿に着いて席札を見ると……あれ? 空いている。一之瀬丸の釣り座の埋まり方はたいてい艫からなので、右舷も左舷も舳が空いている。迷わず右舷の舳に釣り座を決める。右舷は5人での出船。オマツリを心配しなくていい釣り座の間隔だ。出船前に瀧本船長に確認するとショート仕掛けではなく、ノーマル仕掛けでいいみたいだ。船は定刻に桟橋を離れ、50分ほどかけて剣崎沖へ。
曇天模様で今にも雨が降り出しそうな雰囲気。イサキ日和だ。さぞかし釣れ盛っているだろうと思っていたが、剣崎沖のイサキ船団はバラケ気味で、置き竿の人多数。イサキの活性はあまりよろしくない? メインの根の船団の外側に合流して釣り開始となる。50センチ刻みでステイ0で釣り始める。ステイを少しずつ長くしていって魚信を出せるシャクリ方を探していく。1カ所目は何もウィリーに触れてこずに移動。2カ所目もあまり魚の活性を感じない。マルアジ混じりでポツーンポツーンとイサキを拾っていくという展開。
マルアジには苦しめられた。この魚、サバほどではないが食い上げてから気儘に泳ぐので仕掛けをいい頻度でグシャグシャにされる。ここまで絡まったら諦めて新しい仕掛けに換えようというほどには仕掛けを絡ませないで、少し時間はかかるが頑張れば解けそうな程度に仕掛けを絡ませてくれるのがかえってやっかいだ。マルアジの嫌がらせのおかげでロスタイムが結構発生する。マルアジがいないときにいかにイサキを釣るかという勝負に。11時少し前にメインの根を離れる。この時点でバケツは軽くゴンズイ玉状態(たぶん40匹くらい)。
瀧本船長お得意の一人旅に出る。船団から少し離れた小さな根のポイントでようやくウィリーにバリバリアタックしてくるイサキの群れにあたった。シャクれば魚信は出る。食いこみも悪くない。こうなるといかに追い食いを発生させて針数近くまで魚を付けるかが数を左右する。でもって、へた釣りは数釣りモードのこのパターンが得意なのである。5本針に3匹付くのは当たり前、4匹付けてようやく納得。5匹付けたらえっへん。このポイントで本日2個目のゴンズイ玉を達成。12時少しすぎで魚信が遠のいたが、この時点で7月の月別最多記録(91匹)は間違いなく更新していた。
松輪の船が沖上がりになる時間を狙ってメインの根に戻ってくるといういつものパターン。ハイエナタイムの始まりである。午前中は松輪の船が独占している一級ポイントで釣る。イサキには昼飯時があるらしく、お昼過ぎに活性が上がることが多い。仕掛けを入れてシャクリだすと……すぐに始まった。怒涛の入れ食いである。写真を撮っている暇もない。1シャクリか2シャクリ以内に必ずイサキからのコンタクトがあり、フォール中に食ってくることも。何も考える必要なし。追い食いも4匹付いて当たり前。バケツはほぼ隙間なしでイサキがビッシリ。お腹を見せてひっくり返っているのもいるのでクーラーに移したいが、その時間が惜しい。終わってみれば162匹。そんなに釣ってどうすんのって?……あとのことは考えずに取りあえずドヤ顔するwww
著者: へた釣り