剣崎沖イサキの束釣りチャレンジは残すところあと1戦。状況的にはソウダガツオがかなりうるさい上に鋭く動いているウィリーにだけリアクションバイト的に食いついてくるという状況。こんなときは超ショート仕掛けが効果的ではないかと思っている。全長1.4メートルの3本針仕掛けで勝負!!
剣崎沖のイサキ釣りの仕掛けは全長2.4~3メートルで4本針が基本だが数釣りの盛期となる8月に限れば、もっと短い仕掛けで針を密集させてキビキビと動かす方が手返しもよく、オマツリからも解放されていい結果を産むことがある。そのことに気付いたのが116匹釣って自己最多を更新した昨季の最終戦。船上が混んでおり、ソウダガツオの猛襲にも苦しめられて、普段使っている2.6メートル(4本針)の仕掛けのロストが激しかった。どうせすぐに仕掛けがダメになるからと1.6メートル、針3本を残した位置で切れた仕掛けで釣ってみたところオマツリがなく快適だし仕掛けがキビキビ動くのかトリプルの発生率も高く良好だった。
金沢八景・一之瀬丸の瀧本船長が行った実験によると、ショート仕掛けにはソウダガツオが食いつきにくくなるという利点もあるそうである。確かに昨季の最終戦もソウダガツオによる邪魔がなかったから順調に釣れたのだが、それは3本針に3匹イサキが付いているからソウダにやられにくくなったと考えていた。「長い仕掛けだと一番下の針にソウダガツオが食ってくることが多い。短い仕掛けだと落としている最中にソウダに食われにくくなります」(瀧本船長)とのこと。毎日剣崎沖に出船しているウィリー釣りの恩人にして大師匠の言うことである。間違いないと思う。
昨季は切れた仕掛けを使ったら慮外に上手くいったという怪我の功名だったが、今季の最終戦は最初から超ショート仕掛けを仕込んでいくつもり。74回巻き上げてイサキ78匹…疲れたぁああ!!釣行でも全長2メートルのショート仕掛けを投入し、それなりに効果はあったのだが食ってくる針が一番上の針に偏っていたことを考えると針間をもっと詰めた超ショート仕掛けがよさそう。一番上針の位置は30センチ程度と極端に短くしてもちゃんと食ってきた。悩みはチモトの夜光補強を行うかどうかだが……イサキの活性が悪い時は夜光装飾があった方が食いが明らかによい。一方で夜光はソウダにやられるリスクを確実に上げる。どっちがいいかは釣行前には判断がつかないので夜光ありとなしを準備していこうと思う。
著者: へた釣り