GW伊豆合宿　もう1匹でっか？あんさん、そりゃ欲張りやで

久々のクロダイをちゃんと血抜き＆活け〆してクーラーに収め、満潮の潮どまりの時間を休憩したら、夢よもう1度と、堤防に飛んで帰る。潮は下げ。この堤防は下げ潮のときの方がクロダイが釣れる気がする。朝に続いてお昼にもクロダイを提げてどや顔。釣りの神様、もう1匹釣らせて!!

下げ潮時は堤防際のケーソンから払い出す波に乗せてコマセを打っていく。海面に浮いた泡が溜まる場所があれば、コマセもそこに溜まっていると考えて、払い出しにウキを乗せて、泡の辺りに流れていく投入ポイントを探す。何度も通っている堤防なので、どこに仕掛けを入れればいいかはおおよその見当がついている。計算どおり行って、いい感じ。これはもう1匹クロダイ釣れちゃうかもよ～～～と、朝にいい目に遭ったもんで、テンションが高い。

■掌以上足裏未満のメジナがキュィーン、キュィーン、キュィーン

この釣り方だと、メジナがよく釣れる。メジナの食いが止まって付け餌が残ればクロダイ確変中のサインなのだが…まずはキュィーンとウキが引きこまれて掌メジナが遊んでくれる。続いてキュィーン、も一つキュィーン、キュィーン、キュィーン、キュィーンで、掌以上足裏未満のメジナの入れ食い。クロダイ本命とはいえ、これはこれで相当楽しい。キュィーン、キュィーン、キュィーン、キュィーン。何匹釣ったかな？　お前ら、昨日までどこに行ってたんだよ～。キュィーン、キュィーン、キュィーン、キュィーン。

本格的にウキフカセ釣りをやる人は、このサイズのメジナ釣ってもなぁ～と馬鹿にするが、へた釣りはこのサイズのメジナを釣って十分楽しい。油断してると、アワセた直後に主導権を取られてしまった。テトラに潜る前に強引に止めることに成功したのが28センチのメジナ。ウツボにかまれたのか、背びれ辺りに怪我をしていて、ちょっぴり痛々しい。30センチに届かなかったものの、今合宿の最大メジナ記録を更新。磯竿1号だとタモなしで抜き上げられるギリギリの大きさだ。

■暖かい日差しと心地よい風を浴びながら釣りの神様に感謝する

メジナ釣りを楽しみながら、メジナの食いが止まるのを待っているのだから、随分とひねくれた釣りである。メジナの食いは最後まで落ちることはなかった。キュィーン、キュィーン、キュィーン、キュィーンの連続。メジナは釣っているうちに少しずつサイズアップしていくものだと聞くが……この堤防ではどうしたことかサイズダウンしていく。そして、とうとうクサフグまで寄ってきて、これ以上コマセを打つと明日以降の釣りに影響しそうな感じに。潮も引いていき、ケーソン際の岩が露出してきたため、今、クロダイを掛けてもタモ取りできない。

クロダイ2匹目は諦めた。釣りの神様に「もう1匹でっか？あんさん、そりゃ欲張りやで」とたしなめられた？　暖かい日差しと心地よい風（朝はちょっと肌寒かったけどw）を浴びながら、ほぼ途切れることなく魚を釣らせてくれたのだから、釣りの神様に感謝しつつ「おおきに、明日も釣らしてや！」と虫のよいお願いをしておく。伊豆で釣っているのに、なぜ本日の釣りの神様が大阪弁なのかは、書いているへた釣りにも謎ｗ