年末年始伊豆合宿2012-2013の船釣り編の締めくくりはヒラメ釣り。爆釣でカッカッカッと高笑いして終わる予定だったんだけど、ボウズをくらってショボ~ンな幕切れ。へた釣りの竿にはヒラメの魚信一度もなかったし、船中ヒラメ0匹。身餌でオニカサゴを爆釣する名人を見て大迷走。
本日は午前船。夜道をとぼとぼ歩いて宇佐美港へ。治久丸の本日の釣り人はへた釣りを入れて3人。右舷大艫の席に座らせてもらう。右舷舳の人は2本竿、1本はイワシ餌、もう1本は身餌の二刀流。船長いわく「オニカサゴの名人」さんなんだそうだ。船は暗いうちから港を離れ…と思ったら港をほとんど離れず釣り開始となった。
宇佐美港赤灯台がすぐ目の前にある水深の浅いポイントから本日スタート。ここのところヒラメの釣果が思わしくないので、攻めるパターンを変えてきたのかな? でも、魚信なし。ま、ひょっとしたらヒラメいるかもな新規のポイントなので仕方ないよねと思ったのだが、これがその後延々と続く魚信なし無限地獄の入り口であった。船は大崎堤防沖の25メートルくらいのいつものポイントへ移動。日が昇る。この時点ではまだ悪い予感はない。まめに誘っていればいつかは報われると信じている。
へた釣りはヒラメの魚信を出すのだけは上手(魚信が出たあとは出鱈目w)だと思っていた。でも……魚信なし。どんどん深場に移っていき網代寄りの水深70メートルくらいまでを攻めたのだが…全く魚信はない。いつもと同じように頑張ってるのになぁ~。船の無線を聞いていると、とにかく水温が低いようで14度を切っているらしい。イワシの反応はあるようなのだが、ヒラメは食欲ゼロ? 弱ったイワシを待ってるカモメさんは食欲旺盛なんだけど……。
開始から2時間経って、ようやく初めての魚信。ヒラメじゃないっぽい変な魚信の出方で何度聞いてみてもいるんだかいないんだかよく分からない。エソだった。これが本日唯一の魚信で唯一の獲物。舳のオニカサゴ名人は身餌でオニカサゴを既に2匹ほど釣っている。ここで悩む。ヒラメじゃなくてオニカサゴでもいいんじゃない? 船上でこう悩んだ時点でバッドエンドへの一本道を突き進んでいる。ヒラメで粘ろう、ヒラメで頑張ろうと思いつつも、オニカサゴが舳で1匹、2匹と追加されていくと……我慢の限界だった。
10時過ぎにヒラメの仕掛けの錘から身餌のハリスを出すというボウズのがれ仕掛けに変更。でも、魚信なし。中途半端がいけないんだ、オニカサゴ1本なら釣れるはずと、ヒラメの仕掛けを外して片天秤3本針のオニカサゴ仕掛けに変えたのが11時15分。沖上がりの11時40分までオニカサゴ名人の釣り方の真似をして釣ってはみたが……付け焼刃でどうなるものでもなく、ボウズ確定で撤収の合図。船を降りるとき、名人からオニカサゴを2匹残念賞でいただいく。オニカサゴ食べたかったからうれしいけど…自分で釣って食べたかったよぉぉおおおおおおおお!!!
著者: へた釣り