サバ、サバ、サバ、サバ…カイワリはミニサイズ1匹だけぇ～♪

対策はしたはずだった。大好きなウィリーを封印して餌釣りでカイワリをいっぱい釣ってやろうと思っていた。結論から書くと、対策は全部裏目に出た。カイワリが喰ってくる前に、とにかくサバ、サバ、サバ、サバ。なす術なしでサバに玩ばれてきた。カイワリは20センチくらいの小型が1匹だけ。

日帰りの宇佐美遠征は、初めての試み。朝8時に家を出て、11時に宇佐美着。12時から船に乗って5時半まで釣って、6時に宇佐美発で帰宅。ちょっとしんどそうだけどなんとかなるさと思っていたら、家に帰りついたのは乗り継ぎの悪さもあって9時30分。本日、一番楽しかったことが、宇佐美海岸の浜辺で踊っていた子供たちがかわいかったなぁ～ってことなのだから、心地よくない疲れが心と体を支配する。

■カイワリのサイズが先週より小さいので針のサイズが大きすぎた!?

前回の宇佐美沖のカイワリでウィリー用のチヌ針1号では針が小さすぎるし、カイワリの間欠的な強い引きに対応するのは6：4調子の竿の方がいいのではないかと考え、カラー針の3本仕掛けにオキアミを付けてツ抜け狙いのはずだったのだが……。治久丸は12時に出港し、網代寄りのカイワリポイントへ。仕掛けを投入してシャクるとすぐに餌に何かが触れてくる感触があり、魚の活性も高そうだし、オキアミの威力は絶大だなぁ～と思い知る。

チヌ針3号だと魚のサイズが小さいらしくなかなか針掛かりしないが、なんとか食い込ませて本日初の獲物はイラの子供。釣り座は右舷の舳。艫で小型ながらも船中1匹目のカイワリが上がった。続いて左舷の舳でもカイワリ。あれ？　先週に比べてカイワリのサイズが小さい。両方20センチ弱って感じ。しまった！　先週の「シ…シマアジ？」なカイワリのサイズを想定してチヌ針3号の仕掛けしか持ってきてない。シャクリ続けてなんとか魚信を拾っていくが、タマガシラや25センチくらいのマダイが釣れるだけ。

■アピール度抜群のカラー針はサバの餌食。カイワリどこ行ったぁ!!

何度かポイントを移動してそれが始まった。サバ、サバ、サバ、サバ、サバ、サバ。タナの近辺でシャクると2、3シャクリで必ずサバが喰いついてくる。3本針に3匹のサバなんて恐ろしいことも。シャクるとサバが釣れるので置き竿にしたろかっとも考えたが竿を置くのが大嫌いなので我慢。サバは艫の人がもらってくれるので無駄にはならない。40匹くらいは釣ったぞ。サバと格闘しているうちに船中でカイワリの顔を見てないのはへた釣りだけになってしまったようで「釣れてないのはへた釣りさんだけですよ～」と船長にからかわれてしまう。

サバを狙っているわけではないが、サバを避ける方法が思いつかない。いい魚信があって、カイワリかもと巻いてくると海面近くで横に走ってガッカリ。やっと横に走らない魚だっ！と喜ぶと、今度はイラの成魚（船長はブダイと言っていたが…イラだと思う）。屈辱のカイワリボウズも頭をよぎり始める。サバに翻弄されつつ時間だけが経っていく。巻き上げ中に横に走るのであ～あ、またサバだぁ～とうんざりしていると、下針にサバ、上針にカイワリ。やっと出会えたカイワリだけど引いているのはサバなわけで…うれしくねぇw 今度こそはといういい引きも、40センチくらいのイナダとホウボウで本日終了！

サバに打ちのめされたへた釣りを哀れに思ったのか、艫の人がカイワリ2匹とカワハギ、ウマヅラハギをくれる（サバと物々交換？）。てなわけで、本日のクーラーの中身は、カイワリ×3（うち2匹は頂き物）、イナダ×1、ホウボウ×1、マダイ×1、チダイ×1、カワハギ×1（頂き物）、ウマヅラハギ×1（頂き物）。今週のお刺身は十分に確保できているのだが、不完全燃焼だ。