イサキで人生初の本命ボウズをくらった。べた凪の剣崎沖にて、シャクれどもシャクれどもわがクーラーにイサキ入らず、じっと手を見る暇はなし。ウマヅラハギとアジでなんとか夕食は確保したものの、つらかった~! 心が折れそうなほどつらい1日だった。こんな日もあるのが釣りだ。
金沢八景・一之瀬丸からLTイサキの2012年第2戦。先週は爆発していた釣果が土曜日から急に悪くなっていたことには気づいていたのであるが……まさかボウズを食らうとは。これまで活性が低くてダメな日でもサイズを問わなければ片手以上は釣れていた魚だったのに……理由を考えてみたのだが、
(1)30センチ以下はウリンボだと悪態をついたせいで剣崎沖のイサキが臍を曲げた。
(2)自作ウィリーの作り方が間違えており低活性のときは機能していない。
(3)シャクリ方が低活性時の剣崎沖イサキにマッチしていない。
(1)は冗談として、(2)(3)は真面目に考えないとなぁ~~~。
超がつくほどベタ凪の剣崎沖。本日のイサキ船団はややバラケ気味。こういう日は得てして釣果がよくないものだが……船団に合流するも、周りの船でイサキが釣れている気配はない。8時の時点で魚信が遠くて既にまったりモードに突入しているようにすら見える。この日の一之瀬丸は方舷10人と少々混み気味。オマツリに細心の注意をしながら釣り始めたのだが……予想通り、魚信が全くない。何度かポイントを移動し、それでもなかなかこれぞというポイントが見つからない。
減速→魚探確認→再加速を繰り返すこと、数回にしてようやく「型見ましたよ~」という船長のアナウンス。気合いを入れてシャクリまくるも……へた釣りの竿には全く魚信が訪れない。右隣、左隣で2、3匹イサキが上がっているのに、なんでぇ~である。シャクリ方の問題かな?と観察してみると、30センチ刻みでビュンとコマセを振り出す(へた釣りからするとアジパターン)が正解? でも、イサキパターンと信じている力を抜いて50センチ刻みのおねぇシャクリを続けるとようやく魚信。でも、釣れたのは32センチのウマヅラハギ。
その後、チャンスらしいチャンスは一度だけ。竿先にグッと魚の重みが乗ったのだが……慌てて大アワセしてしまい、スッポ抜け。これが唯一のイサキらしい魚信であった。日が中天にさしかかっても、正午をすぎても、そろそろ終了かもと沖上がりの時間が気になり始めても一向にイサキの活性は上がる気配がない。オマツリなどで少しでも痛んだ仕掛けをどんどん付け替えて、いろんなウィリーの配色、仕掛けのパターンを試してみたのだが、どれにも反応がない。
船長もお土産だけは持たしてあげようと考えたのか、終了前の30分はアジ釣りタイムに。アジは入れ食い。タナでシャクればすぐに魚信が出る。28センチ~34センチのアジの引きを楽しみつつ7匹釣り上げ、本日の釣りは終了! 下船時に、人生2度目の釣れなかった人の証であるアジの開きを受け取る羽目に。見事に本命ボウズだったわけだが、リベンジするかと問われればもちろん、する!! 仕掛けを見直し、シャクリ方を見直し、イサキの活性が上がる条件を見つけて、シャクった分だけ幸せになれる日が来ることを夢見続ける。
著者: へた釣り